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[No.4499] 自由が丘でランチ:中華ファミレスのバーミヤンという選択

自由が丘でランチ:中華ファミレスのバーミヤンという選択

先週はしゃぶしゃぶの「しゃぶ葉」を利用しましたが、自由が丘には同じすかいらーくホールディングスの系列に「バーミヤン」があることにあらためて気づき、気になって足を運びました。

名前の響きは、アフガニスタンの歴史都市バーミヤンを思わせ、西域やシルクロードの情景が浮かびます。しかし実際のお店は、中華料理や台湾料理を中心とした親しみやすいファミリーレストラン。異国情緒というよりも、日常の延長線上にある“安心の中華”という印象です。

平日のランチタイム、店内は親子連れやご高齢のグループでほぼ満席。日替わりランチは価格が抑えられ、主菜にスープやご飯がつく実用的な構成です。そのほかにも、一品料理を自由に組み合わせられるセットが充実しています。麺類だけでも、醤油ラーメン、担々麺、台湾ラーメン、五目あんかけ焼きそばなど多彩。ご飯ものは中華丼、天津飯、チャーハン。揚げ物では油淋鶏やから揚げ、海老のチリソース、回鍋肉など定番が並びます。

本日は黒酢の酢豚を注文しました。甘みと酸味のバランスがよく、黒酢特有のコクが感じられます。豚肉2倍のバージョンもあり、しっかり食べたい方には魅力的でしょう。野菜も彩りよく入り、家庭的でありながら安定した味。ファミリーレストランとしての完成度を感じます。

今回は利用しませんでしたが、ドリンクバーも用意されています。コーヒーや中国茶、ソフトドリンクなどが揃い、ゆっくり会話を楽しむには十分です。診療の合間に一人でさっと食事を済ませる方もいれば、学校帰りの親子がデザートまで楽しむ姿もあり、地域の日常がここにあります。

注文はテーブル上のタブレットで行います。料理を選び、確認して送信ボタンを押す。しばらくすると、配膳ロボットが静かにテーブルへとやってきます。音も控えめで、通路を器用に避けながら進む姿は今どきの風景です。料理を受け取り、画面の「受け取り」ボタンを押せば、ロボットは自ら帰還します。人手不足や効率化の象徴とも言えますが、どこか愛嬌も感じさせます。

デザートも充実しています。杏仁豆腐、マンゴープリン、ごま団子、ソフトクリームなど、食後に少し甘いものをという需要に応えます。小皿料理も多く、餃子や春巻き、小籠包を追加して“少しずつ色々”という楽しみ方も可能です。

ところで、中華料理といえば「桃」を思い浮かべる方も多いかもしれません。中国では桃は単なる果物ではなく、長寿や不老不死を象徴する特別な存在です。道教の伝説では、西王母の園に三千年に一度実る「蟠桃(ばんとう)」を食べると永遠の命を得るとされています。また、誕生日祝いに供される「寿桃包(桃まんじゅう)」も長寿の願いを込めたものです。店名そのものは桃とは無関係ですが、中華文化の背景を知ると、料理の向こうにある歴史や物語が少し立体的に見えてきます。

自由が丘という街は個性的な個人店が多い一方で、こうした大手チェーンが担う安心感もまた重要です。価格が明確で、味が安定し、席数が多い。高齢の方や小さなお子さん連れにも利用しやすい。華やかな店ではありませんが、地域の生活を支える存在と言えるでしょう。

店名の由来はアフガニスタンの古都でシルクロードの交差点にあった町の名前から取られたものですが、実際のお店は日常の交差点です。家族、友人、仕事仲間、それぞれの時間が交わる場所。黒酢の酢豚を味わいながら、そんなことを考えた昼のひとときでした。

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