ビジュアルスノウ

[No.3450] WHOが「ビジュアルスノウ症候群」を、国際疾病分類第11版(ICD-11)に公式分類

本日ビジュアルスノウイニシアチブからの連絡メールがとどきました。要旨は:

世界保健機関(WHO)が「ビジュアルスノウ症候群(VSSvisual snow syndrome)」と「ビジュアルスノウ(VS: Visual snow)」を、国際疾病分類第11版(ICD-11に公式に分類し、固有の分類コードを割り当てました。これは、ビジュアルスノウ症候群の認知が世界的に向上する重要な節目となります。ビジュアルスノウ症候群(VSS)は、中枢神経系に関連し、持続的な視覚異常と非視覚的症状を伴う状態であり、主な特徴は、視野全体に広がる小さな点が動的に動く現象です。少なくとも2つの付随症状(光過敏、残像現象、青色視野浮遊現象、夜盲症)を含む3ヶ月以上続く場合に診断されます

「ビジュアルスノウスノウ(VS)」は、ICD-11の指定コードMC1Yにより定義され、視覚障害に関する特定の症状を指します。これにより、標準化された診断基準が設けられ、診療や研究の枠組みが整備されました。

この分類は患者への医療サービスアクセスの向上、医師や研究者への診断の明確化、そして公衆衛生や疫学調査への貢献を可能にします。また、この成果を達成するためにシエラ・ドムが設立した視覚スノー・イニシアチブ(VSI)が大きな役割を果たしました。彼女のリーダーシップと努力によって、この症候群は公式な認知を得て、より多くの医療サービスと研究機会が得られるようになりました。

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