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症状と所見:
- NTGは初期段階では自覚症状が少ないことが多いですが、視野欠損が進行することで次第に症状が現れます。
- 主な症状としては、視野の欠損がありますが、患者自身は気づきにくいことが多いです。
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原因とリスク要因:
- 正確な原因は不明ですが、眼圧が正常でも視神経が障害されていることが特徴です。
- 個人差が大きいため、他の人との眼圧比較は意味がありません。
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診断と検査:
- 眼圧検査、隅角検査、視野検査、画像検査(ことに3次元眼底画像診断)が行われます。
- 疑われる場合には視野検査で視野欠損を評価し、病気の有無と進行度を判定します。
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治療:
- 目的は視神経の障害の進行を抑えることです。
- 点眼薬による眼圧の管理が基本で、視野欠損の程度などを見て必要に応じてレーザー治療や手術も行われます。
- 極初期で視野欠損もわずかであるような場合、点眼治療開始を控えて半年後の再検査のための来院を指導することもあります。
正常眼圧緑内障は早期発見と適切な治療で視力を守ることができますので、患者さんに納得して治療を受けていただくように説明しましょう。
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