ダイアモンドオンラインに「職業における収入と信頼度の現状」という記事が出ていました。然し、私の印象では医師のサラリーも、開業医の収入も20年前に比べれば、凋落しており、普通に診療していては安定した収入は得られなくなってきていると思われます。また、美容外科などの私費診療分野も大型倒産が出ている惨状です。
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職業における収入と信頼度の現状:意外な発見とその背景
「職業に貴賎なし」とはいえ、収入の差や社会的信頼度は職業選択における重要な要素です。この記事では、職業別収入や信頼度に関する統計データをもとに、それらの特徴と意外な事実をまとめます。
高収入の職業
厚生労働省の調査によると、2019年時点で年収1000万円を超える職業には、医師(1169万円)、大学教授(1101万円)、航空機操縦士(パイロット・1695万円)が挙げられます。医師やパイロットの高収入は、養成期間や費用の高さ、需要と供給のバランスが影響しています。一方、大学教授はその専門性と地位が収入を押し上げていると考えられます。
興味深い点として、医師の場合、調査対象が勤務医に限られており、開業医を含めると平均年収は約2104万円に達すると推定されます。ただし、開業には経営費用がかかるため、単純な比較はできません。
信頼される職業
フランスのイプソス社が32カ国で行った調査では、医師が半数の国で最も信頼される職業に選ばれました。科学者や教師も高い信頼を得ていますが、医師への信頼度は途上国、先進国問わず一貫して高い結果となっています。特に日本では、医師が収入と信頼度の両面で高評価を受ける職業とされています。
低収入・信頼度の低い職業
一方で、300万円を下回る低収入の職業には、スーパーのレジ係や清掃員などが含まれます。また、信頼度が低い職業としては、「政治家」が世界的に最下位で、SNSインフルエンサーや広告関係者もそれに続きます。特にインフルエンサーは、日本国内でも信頼度が極めて低い職業とされていますが、一部では年収4000万円を超えるケースも見られ、信頼度と収入のギャップが話題です。
日本と世界の職業観の違い
日本特有の傾向として、教師の信頼度が低い点が挙げられます。世界平均と比較すると日本では9ランク低く、反対に裁判官や公務員が比較的高い信頼を得ています。この背景には、文化的価値観や職業倫理の違いが関係していると考えられます。
職業選択における視点
収入や信頼度は職業選択の重要な基準ですが、それぞれの職業が持つ特性や背景を理解することが求められます。高収入や信頼度の高さだけでなく、長期的なキャリアの視点を持つことが、より充実した職業人生に繋がるでしょう。
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