父の日っていつから? その起源と広がりを知っていますか?
こんにちは、自由が丘清澤眼科の清澤です。当院では、待合室にて「ぬり絵式・父の日はがき」を5月中旬から配布します。お遊びですから、院内の投函箱に入れてくだされば投函し投函日付が付くようにいたしますし、また其のままお持ち帰りいただいてもよろしいです。どうぞお子様と一緒に、お父様への感謝の気持ちを形にしてみてください。今年も5月11日に母の日が過ぎました。6月といえば「父の日」。今年2025年は6月15日(日)がその日ですね。
今回は、「父の日」がどのように生まれ、広まってきたのかをご紹介します。
■ アメリカで生まれた“父への感謝”の日
「父の日」の始まりは、今から100年以上前、1909年のアメリカ・ワシントン州スポケーンという町にさかのぼります。
一人の女性、ソノラ・スマート・ドッドさんが提唱者です。彼女は、母を早くに亡くし、6人の子供たちを男手ひとつで育ててくれた父親を、心から尊敬していました。
当時、すでに「母の日」がアメリカで認知され始めていたことを知り、「母の日があるなら、父の日も必要では?」と感じた彼女は、地元の教会に働きかけ、1910年6月19日に初めての「父の日」が祝われることになったのです。
■ 公式な記念日になるまで
最初は地元イベントのようなものでしたが、次第にアメリカ全土に広まりました。
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1966年、リンドン・ジョンソン大統領が「父の日は6月の第3日曜日」とする大統領令を発令。
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1972年、リチャード・ニクソン大統領の時代に正式な国の記念日となりました。
■ 日本ではどう広まった?
日本に「父の日」が紹介されたのは、1950年代末から1960年代ごろ。アメリカ文化の影響とともに少しずつ知られるようになりました。
しかし、今のように多くの人が祝うようになったのは1980年代以降。デパートやスーパーが「母の日」に続いて「父の日ギフト」を展開し、全国に浸透していきました。
■ 花はカーネーション? 黄色いバラ?
「母の日」には赤いカーネーションが定番ですが、「父の日」には何を贈るのがよいのでしょうか?
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アメリカでは「赤いバラ(ご存命の父)」や「白いバラ(故人の父)」が象徴とされています。
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日本では1980年代に「黄色いバラ」が父の日の花として定着。
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最近では、子どもから手紙や絵、手作りの品を贈ることも多くなりました。
■ 最後に
「目は口ほどにものを言う」と言われますが、お父さんの目も、普段は語らない優しさで満ちているかもしれません。
6月の父の日、ぜひお父さんの目を見て、「ありがとう」と伝えてみてはいかがでしょうか。
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