社会・経済

[No.4162] 【10年後の日米欧:エミン・ユルマズ】トランプ後は極左が来る;動画紹介

清澤のコメント;今日は水曜日で、休診日。歯科受診、ネットでマーケッティング講習、内科受診、夕方は5時帰宅が要請されていて、一日の予定が詰まっています。来年からは水曜に大病院眼科外来の指導にも隔週で参加する予定ですから、今年中に整理できるものは整理して時間を作っておきたいと思っています。

要旨;

動画ダイジェスト(眼科院長ブログ向け・やさしい要約)

アメリカ政治は、トランプ流の“強い言葉”と対立軸が続く中、今後はより左寄りのポピュリストが台頭する可能性がある、という見立てでした。富裕層課税の強化を前面に掲げる“新しいリーダー像”が出てくるかもしれない、という指摘です。民主党は高齢化と内輪の調整が目立ち勢いが弱く、空白を埋める形で若いカリスマが現れるだろう、とも語られました。

欧州については、国ごとの事情が違うため完全な一体運営は難しい一方、移民は労働力と活力の源でもあると説明。近年は周辺諸国の優秀層も欧州へ流入し、経済面ではプラスが大きいとの評価です。欧州は太平洋覇権争いから距離があり、中国とは地理的・経済的につながりやすいので、相互依存が進みやすいという見方。ただし、ロシア情勢の不安は課題として残ります。

日本については、防衛やドローン・ミサイルなどの産業強化をてこに「同盟を活かしてつくる国」に戻る好機とし、規制緩和を進めて市場の活力を引き出すべきだと提案。インバウンド急増への戸惑いは、受け入れ体制の未整備が原因で、長期的には優秀な留学生を呼び込み、日本語習得と社会適応を支援するのが有効と述べています。

AIについては「社会を変えるのは間違いない」が、現在の株式市場の盛り上がりは“バブル色が濃い”。バブルは必ずどこかで調整が来るが、時期は読めないという慎重な見方でした。実装面では、リサーチやソフトウェアなど“相性の良い領域”では有用だが、過度な期待は禁物。大切なのは“知識のある人ほどAIを使いこなせる”という点で、専門知識を磨きAIを道具として重ねる姿勢が推奨されました。

株式市場は長期では日本に追い風があるとの見通し。地政学や産業政策の変化を踏まえ、10年スパンで日本株は上がる可能性がある一方、短期の“イベント”(急落要因)は読めないため、過度な一極集中や高値追いは避けたいという警鐘も。まとめると――「世界は右・左に振れやすい時代。日本は規制を見直し、技術と教育に投資し、外国人材の質を高めて受け入れる。個人は基礎知識を育て、AIを賢く使う」――そんな現実的な生き方が提案されていました。

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