ドライアイ

[No.3283] ドライアイ症状の悪化を自覚したら:

ドライアイ悪化時の症状、ドライアイ悪化の原因、そしてドライアイの悪化に対処する方法について眼科医が一般の患者さんに推奨できる方法を、清澤が思いつくままになるべく多く具体的に述べてみます。

ドライアイの悪化の症状

  • 目の乾燥感:自覚的に目が乾いた感じがする。
  • 目のかゆみ:目がかゆくなる。
  • 目の痛み:目の痛みを感じる。
  • 目の疲れやすさ:(眼精疲労)長時間目を使うと疲れやすくなる。
  • 目の充血:白目(眼球結膜)が赤くなる。
  • 流涙:流涙の訴えが実はドライアイの結果であることもしばしば見られます。
  • 視力の低下:視力(眼鏡を使っての矯正視力)が低下することがある。

ドライアイ悪化の原因

  • 加齢:加齢により、涙液の分泌量が減少する。
  • 環境要因:乾燥した空気や風、煙などの影響を受ける。
  • コンピューター作業:長時間のコンピューター作業による目の負担もドライアイを強める。
  • 健康状態:糖尿病、ホルモンバランスの乱れなどもドライアイに関与する。
  • 薬剤:一部の薬剤がドライアイを引き起こすことがある。

ドライアイの悪化に対処する方法

  1. 人工涙液:市販の人工涙液などの点眼薬を使用する。
  2. 温湿布(温罨法):一日数回目の周りに42度程度の温湿布を3分ほど当て涙液分泌を促す。
  3. 点眼薬:医師が処方する点眼薬(0.1%ヒアレイン、ジクアス、レバミピド)を使用する。
  4. 環境改善:空気が乾燥しないように加湿器を使用する。
  5. 休憩:長時間のコンピューター作業の間に定期的に目を休める。
  6. 遮光メガネ:紫外線や風から目を守るための遮光メガネを使用する。
  7. 検査:眼科医の診察を受け、涙液分泌や角膜生体染色検査など必要な検査を受ける。

これらの内自分でできる方法を試してみて、症状が改善しない場合は、眼科医に早めに相談することをお勧めします。どの方法が一番効果的かは個人差があるため、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

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