白内障

[No.2187] 白内障手術後の人工水晶体入れ替え手術とは?

 白内障に対する水晶体切除兼人工水晶体挿入術の後で、いったん挿入した人工水晶体を入れ替える処置が必要になり、この手術が行われる場合があります。この、人口水晶体入れ替え手術について説明します。(なお、私の診療所ではそもそも白内障手術を行っておらず、白内障手術適応の患者さんは近隣の白内障手術を得意とする病院に紹介しています。)

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白内障術後の人工水晶体入れ替え手術について、以下のような情報があります。

  • 適応:眼内レンズの度数ずれ、多焦点眼内レンズの見え方が合わない場合、眼内レンズの脱臼(落下)・亜脱臼など1.
  • 合併症:眼内炎、駆逐性出血などがありますが、頻度は極めて低いです234.
  • 注意点:手術後は目を押さえないでください。傷口が完全にふさがっておらず、目の中にばい菌が入りやすい状態です。お風呂には入らないでください。食事などは特に制限がありません。保護メガネで帰宅された方は、寝るまで2時間おきに抗生剤の点眼を行ってください5.
  • この手術では、先に入れたレンズの除去に特殊な主義が必要で、通常の初回白内障手術よりもその難易度は高いと私は認識しています。

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