清澤のコメント:翼状片と瞼裂班に対する対策は?と聞かれることがありましたので改めてまとめてみました。
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翼状片は、結膜にできる増殖物で、角膜に隣接して発生し、角膜の上まで広がります(上の図)。角膜の歪みや視軸にかかることで翼状片は視力に影響を与えることがあります。また、瞼裂斑は、強膜および角膜の鼻側または側頭側接合部における結膜組織の増殖であり、血管を伴った結膜組織ですが、美容上見かけの問題は起こすものの視力は通常では侵しません(次の図:wikipedia)。
翼状片および県裂班の予防策としては、日光の刺激を避けることが重要です。UVカットの確実なサングラスを昼間は屋外で常時使用することが推奨されます。横からの光が花側に収束する効果も考えると面積が広いレンズが勧められます。幅の広い帽子の使用も有効とされます。これらは、長期的な日光の害としての白内障発症予防にもつながります。
瞼裂斑についても、医師による診断と治療が必要です。症状が軽い場合は、人工涙液を処方したり、コルチコステロイドの点眼薬または軟膏を短期間処方することがあります。それでも充血等の症状が軽減しない場合、外見に影響があったり何度も再発したりする場合は、翼状片のように外科的切除することがあります。切除術については、手術前に医師から詳しい説明を受けることが大切です。手術は点眼による局所麻酔をおこなったあと、球結膜下に麻酔薬を注射します。その後、翼状片や瞼裂斑組織の切除をおこない、切除部に健常部位の球結膜を移植します。程度の軽いものでは約15~20分程度で終了しますが、再発例など重症のものではそれ以上の時間を要すでしょう。(必要例は専門医に紹介しますが、清澤自身は手術を行っていません。)
最も信頼できる医療情報は米国眼科学会が提供しているeyewikiで見ることができます。自動翻訳で概要は理解できるでしょう。リンク⇒Pterygium – EyeWiki これを私なりにまとめたのがつ胃の記事です。
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