社会・経済

[No.2961] 慶祝;東京科学大学の発足

清澤のコメント:東京医科歯科大学脳神経外科に紹介状を書こうとして、10月1日に大学名が東京科学大学(Science Tokyo)に換わっていたことに気が付きました。東京医科歯科大学は私が開業するまで10年ほど奉職させていただいた大学です。英名はInstitute of Science Tokyoであって Tokyo university of Scienceではないのですね。本日は、状況はどうかを見にこれからお茶の水を訪れてみます。以下の記載は公式発表に基ずくものです。

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東京科学大学の発足

2024年10月1日、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合し、新たに「東京科学大学(Science Tokyo)」が誕生しました。この統合は、科学技術と医療の融合を目指し、より高度な研究と教育を提供するための大きな一歩です。

理念と目標

東京科学大学の理念は、「科学の進歩」と「人々の幸せ」を追求し、社会とともに新たな価値を創造することです。この理念のもと、以下の目標を掲げています:

  1. 善き未来の創造: 科学技術と医療の融合により、より良い生活、社会、地球を実現する。
  2. 国際卓越研究大学の認定: 世界的な研究力を持つ大学として、国際的な評価を得る。
  3. 産業創出と基礎研究の両立: 新たな産業を創出しつつ、基礎研究を推進する。

役員

初代理事長には東京工業大学の大竹尚登教授が就任し、学長には東京医科歯科大学の田中雄二郎教授が就任します。両者は、統合の価値を最大限に引き出し、新大学の発展をリードする役割を担います12

実際の規模

統合後の東京科学大学は、学生数約15,000人、教員数約2,000人を擁する大規模な大学となります。予算規模は約1,200億円に達し、国内外の研究機関と連携しながら、最先端の研究を推進します1

今後の方針

東京科学大学は、以下の方針を掲げています:

  1. 総合研究院の設立: 「総合研究院」「未来社会創成研究院」「新産業創成研究院」の3つの研究院を設立し、約500人の研究者が在籍します。これにより、学際的な研究を推進し、新たな知見を創出します2
  2. 医工連携の強化: 医療と工学の連携を強化し、創薬や医療デバイスの開発を推進します。これにより、社会実装におけるミスマッチを防ぎ、実用化を加速します2
  3. カーボンニュートラルの推進: 環境問題に対する取り組みを強化し、カーボンニュートラルを目指します。これにより、持続可能な社会の実現に貢献します1

まとめ

東京科学大学の発足は、科学技術と医療の融合による新たな価値創造を目指す大きな一歩です。理念と目標を掲げ、役員のリーダーシップのもと、実際の規模と今後の方針を明確にしながら、国内外での評価を高めていくことが期待されます。新たな大学として、東京科学大学は未来の社会に貢献するための重要な役割を果たしていくでしょう。

1: Business Insider Japan 2: ニュースイッチ

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