社会・経済

[No.4482] 「金・銀・ビットコイン暴落」は偶然ではなく“設計された金融戦争”だ、:動画紹介

「金・銀・ビットコイン暴落」は偶然ではなく“設計された金融戦争”だ、という動画の要旨

この動画は、2026年1月末に起きた金(ゴールド)の急落を出発点に、「これは単なる相場調整ではなく、米国が中国を追い込むために長年準備してきた“経済戦争”の一局面だ」という見立てを、物語形式で解説しています。

1)発端:FRB議長人事で金が急落(という描写)

動画では、トランプ大統領が次期FRB議長候補にケビン・ウォーシュを指名したニュースが出た直後、金が1オンス5500ドル→4700ドルへ1日で約14.5%下落した、と述べます。金利低下は本来金に追い風のはずなのに、今回の市場は逆に「米国経済が強いなら金を持つ理由が薄い(金は利子も配当も生まない“避難所資産”だから)」と解釈し、投げ売りが連鎖した、という理屈です。実際、ウォーシュ指名報道後に金・銀が大きく下げた、という市場コメントも出ています。

2)背景:2018年からの“8年物語”という構図

動画の核心は、「トランプは2018年の貿易戦争で、中国にドル決済網(ドルシステム)が武器になることを見せつけた」という点です。関税(鉄25%、アルミ10%など)やファーウェイ制裁(エンティティリスト)を例に、「中国がドルで稼ぎ、ドルで資源・技術・国債を買う限り、米国に締め上げられる構造だ」と説明します。

さらに2022年のロシア資産凍結を見て、中国は「次は自分たちかもしれない」と警戒し、“凍結されにくい資産”として金を積み上げた(2022年11月〜2024年5月に18か月連続購入、保有は公式で約2280t、実際はもっと多い可能性)と語ります。ここまでは「中国の脱ドル戦略の勝利」に見えたが、そこが罠だった、という展開です。

3)米国債の“吸収装置”=ステーブルコイン、という主張

動画は次に、中国が報復で米国債を売っても米国は崩れないよう、受け皿を作ったと主張します。その中心がステーブルコインの制度化で、「ステーブルコイン発行体に米国債など安全資産での準備金保有を求め、世界で使われるほど米国債需要が自動で増える仕組みを作った」という説明です。実際、米国ではステーブルコイン規制の枠組み(GENIUS Act)が成立したという整理は各種レポートにあります。
同盟国の買い支え、そして最終的にはFRBが市場安定化に動ける――という“三重の受け皿”で、中国の「米国債投げ売りカード」を無力化した、という筋書きです。

4)金の流動性を潰す:LBMA認証(グッドデリバリー)をテコにする、という見立て

動画はさらに踏み込み、「金はどこでも売れると思いがちだが、国際取引にはLBMAのグッドデリバリー認証が重要で、ここに制限が入れば“金はあっても売れない”状態になる」と述べます。過去の中国の金スキャンダル(タングステンに金メッキ)も引き合いに出し、「中国産金の信用不安」が構造的弱点になり得る、という語りです(※ここは動画の推測要素が強めのパートです)。

5)後半:銀(シルバー)でも同様の“攻撃”があった、という物語

後半では、2026年1月30日にCOMEXで銀先物が“異常な出来高”となり、銀価格が120ドル→78ドルへ約35%急落した、と語ります。動画はこれを、JPモルガンが巨額の先物売り(ショートアタック)を仕掛け、銀を担保に融資していた中国の銀行・企業にマージンコール連鎖を起こして金融不安を誘発した、というストーリーで説明します。さらに「中国は産業用金属として銀を必要とするため、下落後に安値で買い増した」という対抗策も述べ、最終的にトランプ政権は中国製太陽光パネル等に高関税をかけて“出口”を塞ぐ――という構図を提示します。

6)終盤:ビットコインも“安全資産ではない”と露呈した、という結論

最後にビットコイン急落の説明に移り、原因を①ブラックロックETFからの資金流出、②レバレッジ清算の連鎖、③地政学不安時に金・ドルは上がるのにBTCは下がる(=リスク資産扱い)、④FRB人事不確実性、などとして整理します。そして「暗号資産市場も、制度化を通じて米国の影響下に入りつつある」という見立てで締めます。

この動画が言いたいこと(要点)

  • 怖いのは“その場の一撃”ではなく、何年も準備された一撃
  • 中国の「脱ドル=金・銀・暗号資産」も、価格決定権や流動性の握り次第で封じられる
  • こうした大国間の資産価格変動は、輸入物価・旅行費・金利などを通じて私たちの生活にも波及する

出典

  • 書き起こし対象の動画(ユーザー提示テキスト)
  • 参考:ウォーシュ指名と市場反応(市場コメント)
  • 参考:米国のステーブルコイン法制(GENIUS Act)
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