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[No.2722] これが新宿駅東口前の馬水槽です

ずっとこの写真を紹介したかったのです。現在水は出ていませんが、ライオンの頭の形の蛇口があり、その下に馬が水を飲めるように水槽が付いています。新宿の市場からの帰り道、中野坂上の坂を上る馬車を押して駄賃を求める人夫もいたと聞いていたので、てっきりその馬のための馬水槽かと誤解していました。

画像:淀橋市場マップ今も総武線の大久保駅の脇に2.4ヘクタールという狭い淀橋市場がありますよね。

この水槽は、ロンドン市から東京市に贈られ、最初は(今は東京国際フォーラムになっている)東京市役所前に置かれ、その後も何回か設置場所が変わったという歴史があったのだそうです。(この写真のみ2024.7.3に自分で撮影)借用した説明文写真

新宿駅東口の馬水槽 - Peepooblue’s Sketchbook

すぐ右隣には大きなライオンの頭像が付いたライオンズクラブのモニュメントもあります。

振り返るとビルの上に立体的に見えることで有名で不思議な猫のディスプレー(クロス新宿ビジョン)も見えます。

新宿区指定有形文化財 馬水槽 - 歩・探・見・感

注;新宿駅東口北側の駅前広場に面した「クロス新宿ビル」の4階部分に、縦8.16m×横18.96mの4K解像度のサイネージが掲出されている。建物は角に合わせて画面を湾曲させているため、映像を立体的に見せることができる。立体的に見える最適な位置はスクランブル交差点を挟んだ向かい側で、JR新宿駅東口から西武新宿駅方面への地上の歩行者動線で、視聴好適地は広場になっており、より多くの視聴者を得ることができる。運営会社では、周辺歩行者を平日19万人、休日は23万人と見込んでいるという

馬水槽

馬水槽赤花崗岩で造られた水槽で、前面の上部が馬用、下部が犬猫用の水飲み場、その裏面が人間の水飲み場になっています。世界でも数少なく貴重な史跡として、新宿区指定文化財に選ばれています。

東京の水道の“育ての親”である中島鋭司博士が、明治34年ごろに欧米諸国を視察した際、ロンドン市飲水泉及牛馬給水層協会から東京市に寄贈されたもの。明治39年に東京市役所前(現在の東京国際フォーラム)に設置され、大正初期までは荷馬車をひいた馬がこれを利用する光景も見られました。 大正7年に麹町の東京市水道局守護門前に移され、関東大震災の被害を受けてからも各地を転々とし、昭和39年現在地に設置。一般公募の結果、「みんなの泉」と名づけられました。

◎明日再調査: 戦前でまだ自動車(トラック)が主な交通手段ではなかった時代に、武蔵野の農家から新宿の市場に野菜を運んで馬車が来ていたということを記載した記事は見つかりますか?今も中央線沿いの大久保駅付近に野菜市場(淀橋市場)が残ってますよね。;

戦前の時代に、武蔵野の農家が馬車で新宿の市場に野菜を運んでいた記事は特定できませんでした。しかし、淀橋市場は現在も中央線沿いの大久保駅付近にある青果物の卸売市場として存在しています。この市場では1日平均700-1,000トンの野菜や果物が取引されており、東京都中央卸売市場の青果9市場中で大田市場、豊洲市場に次いで第3番目の取扱実績を持っています。新鮮な食材を求める方にとって、淀橋市場は重要な供給拠点となっています。

 

 

 

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