米国眼科学会のページに（⇒リンク）視覚のリハビリテーションサービスに患者を紹介する際に若い眼科医が（young Ophthalmologist：YO）が知るべきことという記事が出ていました。

FEB 21, 2024

この記事の要旨は以下の通りですが、要旨にしてしまうと感激しにくいのですが：抜き出した最後の文を見ると共感を覚えることができます。つまり、患者が不自由を感じるというなら、自分が治療を行っているうちに、視力に関係なく即時眼科リハビリ専門家にリハビリとしての対応を相談せよということです。

• 慢性疼痛の経験: 著者は慢性の背中と膝の痛みに苦しみ、多くの治療にもかかわらず改善されなかった。
• 手術中止: 痛みが原因で手術を中止し、その後、大うつ病の治療を受けることになった。
• 視覚リハビリテーション: 著者は現在視覚リハビリテーション専門家として、多くの患者が日常生活で苦労していることを発見した。
• 包括的な眼科ケア: 眼科医は治療ができない眼疾患がある場合でも、視覚リハビリテーションを通じて患者の生活を支援することが重要である。

著者は、慢性疼痛と闘い、その後視覚障害者のリハビリテーションを専門とする医師として、患者が日常生活で直面する困難についての理解を深め、眼科医が視覚リハビリテーションをもっと推奨すべきだと訴えています。患者が自分の状態を乗り越え、より良い生活を送るための支援が必要だということを強調しています。

　　　ーーー追記としての抜粋ーーー

目を検査するときは、目の奥には人がいることを決して忘れないでください。 

この人は、享受したい能力、スキル、才能を持っていますが、回復不能な視力喪失によって妨げられています。 

視力について考えるとき、患者は数値よりも、視力の低下が及ぼす影響よりも気にしていることを決して忘れないでください。障害について尋ね、助けを求めてください。 

多くの眼科医は、視力がある程度低下するまで待ってから、ロービジョンのリハビリテーションについて言及します。しかし、加齢黄斑変性症 (AMD) を患っている人は、視力が 20/30 程度あるにもかかわらず、文字を読んだり、運転したりすることができません。

慢性眼疾患と不可逆的な視力喪失を患っている患者に、「視力喪失により、日常生活に参加することが困難になりますか?」と尋ねてください。患者が「はい」と答えた場合は、あなたが病気の管理を続けている間に、その障害をコントロールできる人（眼科リハビリの専門家）に紹介してください。