今年も土曜日の外来を終えた後、電車を乗り継いで仙台での集まりに向かいました。少し遅れての到着になりましたが、無事に会場に入ることができ、ほっとしました。今回は各メンバーの発言を細かくまとめる記録はありません。
すでに二人のご逝去を耳にしていましたが、改めてその不在を感じ、寂しさが募りました。一方で、酒井君と佐々木君が車椅子ながらも参加してくれたことには心を打たれました。ただ、皆の話題がどうしても体調や病気に関するものに偏ってしまうのは、年齢を重ねた集まりならではの特徴ともいえます。
私自身もそうでしたが、病院経営や開業医としての経営環境については、厳しさを感じる声が多く聞かれました。コロナ禍以前に比べ、通常の工夫ではなかなか黒字化が難しいというのは、多くの旧友の共通した実感のようです。社会情勢を踏まえれば、診療報酬の改定に過大な期待を寄せることもできず、国全体での医療制度の持続可能性が課題になっていると改めて考えさせられました。なかには「北欧のように消費税を大幅に引き上げて医療を守るべきだ」という意見も聞かれましたが、それが現実的かどうかについては議論の余地があると感じました。
また、AIを診療や執筆に取り入れようという動きが仲間の間でも広がっており、昨年から今年にかけての技術の進歩には改めて驚かされました。こうした変化を前向きに活かしていきたいと思います。
次回もまた皆で集まれることを願いつつ、翌日の昼に帰京しました。
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