自由が丘 清澤眼科について

[No.3339] 自由が丘清澤眼科最近の話題(長版)55号;3月3日( 月曜日)

◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから厳選してのメルマガの発信をしています。一周年を過ぎ共に55号です。メルマガ読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に2月24日までに670になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。一度読めたのにメルマガ配信が中断した方では迷惑メールボックスに入った可能性があります。ご相談ください。

① ご近所の話題など

◎ 自由が丘でランチ:黒船二階の喫茶室でおむすび定食でのランチはいかがでしょうか?カステラやどら焼きもあります。月曜の祭日に私の南砂町時代の職員が3人で誘い合って、自由が丘を訪ねて同窓会を開いてくれました。このお店黒船は熊野神社参道の入り口の前で西洋骨董屋さん(コベントガーデンバザール

)の隣にあります。

自由が丘でランチ:黒船のおむすびランチ:南砂同窓会でした

◎ 自由が丘駅前の広場に面した場所で都市再開発が進んでいて、計画の修正版も出ています。その工事費の総額は390億円だそうで、完成後に一誠堂はその角地1-2階に戻ります。自由が丘清澤眼科はその後も現在の位置にとどまることになりそうです。

再開発が進む自由が丘の展望:

◎  瞼に塗る世界初のアレルギー性結膜炎の治療薬アレジオン眼瞼クリームを紹介する記事のインタビューを受け、記事が日刊ゲンダイ及びヤフーニュースに掲載されました。

花粉シーズンで注目…世界初のまぶたに塗るアレルギー性結膜炎治療薬:日刊ゲンダイ(自著)記事

◎ AIの台頭によって、医師を介さずに患者が直接コンピュータと話すというAIによる医療の直販状況の出現が現れそうです。

AI が医療をどのように変えるか – 消費者直販モデルの台頭:記事紹介

◎ ひな祭りと目の健康を論じてみました。

雛祭りと目の健康:伝統と現代の視点

◎ 昭和初期に日本でクーデター未遂事件の起きた2月26日が今年もやってきました。今も世界が不安定化していると感じられます。

2・26事件のあった2月26日が今年も回ってきました。

②一般患者さん向けの眼科の話題

◎ 小中学生の近視が増加していることが文部科学省の調査で明らかになっています。現況を考えると、小中学生に低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジー、一日2時間の戸外活動確保など保険収載以外の近視予防措置が必要です。調査結果を柏井真理子先生が日本の眼科の記事にまとめました。

文部科学省 児童生徒の近視実態調査について:柏井真理子先生記事の抄出

◎ 黄斑上膜という病変では中年の男女が片眼で物が歪んで見えると訴えて来院します。その治療には硝子体手術が勧められます。

黄斑上膜の症状、診断そして治療は?

◎ 原因が解っていない両眼性の視神経萎縮では何が考えられるでしょうか?

原因不詳の両眼性視神経萎縮では何が考えられますか?

◎ NHKで緑内障のトリセツという番組が放映されたと聞き、その要点を纏めてみました。自分はでこの病気に気が付きにくい点に警鐘を鳴らしていました。

緑内障のトリセツ(NHK番組)の要点です

◎ アルコール依存症の危険性とその社会的背景がダイヤモンドオンラインで論じられています。覚醒剤よりもある意味アルコールは危険です。

アルコール依存症の危険性とその社会的背景:記事紹介

③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です 

◎ 大規模住民健診(コホート研究)からわかること、わかったことが2月の日本眼科医会の雑誌で特集として取り上げられています。主な調査対象疾患は緑内障の話が多く、多治見スタディーでは正常眼圧緑内障が多く、ほとんどの患者が自分の病気に気づいていない事が解りました。

大規模住民健診(コホート研究)からわかったこと、わかること

◎ 夜間に特殊なハードコンタクトレンズを装用して近視を一時的に矯正し、近視進行も同時に抑制するという保険収載外のオルソケラトロジー治療で見られる角膜感染症を多数の患者で調査し、通常のコンタクトレンズ以上に危険なわけではないということを示した論文が公表されました。

夜間オルソケラトロジーに関連する微生物角膜炎の発生率:多施設共同研究

◎ 昭和大学の講演会に行き、生物学的製剤が視神経炎やブドウ膜炎の治療に広範に使われるようになって居る状況を伺ってきました。そこまでの治療を行うには大学規模の施設であることが必要で、本当の視神経炎に出会ったら、早々にそのような施設に診断と治療をお願いすることが必要な御時世になっています。

眼科領域の炎症性疾患と治療の変遷:木崎純一郎先生聴講印象録

◎  米国の成人における糖尿病の有病率とその管理状況が調査されて米国医師会雑誌に掲載されています。対象者2万4千人の19%が糖尿病でした。

米国成人の糖尿病の有病率と管理

④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話

◎ 他人の顔が歪んで見える:それは、不思議の国のアリス症候群?、それとも悪魔の顔症候群?という症例のお話です。

不思議の国のアリス症候群?悪魔の顔症候群?

◎  眼瞼痙攣:眼瞼痙攣で通常はボトックスを瞼板の前面に打ちますが、この論文では一部を瞼板より上の眼窩隔壁部に打つことを選ぶ患者が多かったと最新の論文では報告しています。私は合併症の眼瞼下垂を恐れますので、ボトックス無効例以外では今の方法を当分続けます。

「眼瞼痙攣の治療における前瞼板および前隔膜ボツリヌス毒素注射の併用

◎ ビジュアルスノウの脳糖代謝を論じた有名雑誌の論文紹介です。私たちの研究と同じ手法で調べています。

ビジュアルスノウ症候群の構造的および機能的フットプリント:論文紹介

◎ ビジュアルスノウイニシアチブとアンカンがネット上でサポートグループミーティングを開くそうです。

Visual Snow Initiative と AnCan が Disco Face をフィーチャーした事前サポート グループ セッションを開催

◎ 「眼瞼けいれん・片側顔面けいれん友の会」の「眼瞼痙攣友の会20年記念誌」を患者さんに無料配布中です。友の会への入会をお勧めします。入会すると、総会参加の権利とその連絡も得られ、また年数回の会報も定期的に送られます。

このブログには眼瞼痙攣や神経眼科に関連した発信が多いです。(リンク⇒眼瞼痙攣の記事一覧をご覧ください)。

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