◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回(6月30日)で72号です。メルマガ読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に772人になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。一度読めていたのに、最近メルマガ配信が中断したという方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入った可能性がありますので当院職員にご相談ください。
① ご近所の話題など
◎ 自由が丘でお茶はいかが?:駅前再開発のために近くに移転したモンブラン洋菓子店に初めて入ってみました。
自由ヶ丘にある名店「モンブラン洋菓子店」愛され続ける魅力的なカフェです。モンブラン、サバラン、ショートケーキにコーヒー紅茶を併せてお茶にしてみてはいかがでしょうか?食事物は出ませんが、ケーキは大きめです。路面店の店内とテラスに席があります。
◎ 「ねこ歩き」 写真展を見てきました。
日本中の名地を歩いて印象的な猫の写真を撮った有名な写真家の写真展を八王子の東京富士美術館で見てきました。東京富士美術館は、八王子駅からタクシーで2000円ほどの山合い。この写真展の最終日で、参観者が多数来ていました。今年就職した娘からの父の日の贈り物のつもりだったのでしょう。
◎ 自由が丘駅前再開発事業の進捗状況です。
鉄骨のくみ上げが6回程度まで終わりました。大型のタワークレーンでは長さの異なる複数の吊下ロープを同時に使って器用に鋼材を同時に釣り上げて運んでおり、作業工程が非常に緻密に計画されていることが伺われます。ここから先は住居用の階になり、鋼材も細くなってゆくのでしょう。
◎ 10月にマイクロソフト社はウインドーズ10の公式サポートを終了します。
現在使用中の私のパソコンはウインドーズ11へのアップグレードが困難とのことです。私は、3年間使っていなかった機材を補修の上、イレブンにアップグレードしてもらい、作業環境も移植して貰う事にしました。
②一般患者さん向けの眼科の話題
◎ 子供の近視進行を防ぐ3つの方法
1)充分な戸外活動時間、2)低濃度アトロピン点眼、3)オルソケラトロジー(ナイトレンズ)の使用が真っ先に挙げられる3つの方法です。2)と3)は保険外の私費診療となりますが、最近はその説明が東京科学大学などから盛んに発出されています。
◎ 通年性アレルギーのお子さんを持つご家族に向けて、「室内環境」でできる対策は?
ご家庭でできるダニ・ハウスダスト対策を具体的にご紹介します。掃除は「週1」ではなく「毎日」行うつもりで。寝具の清潔を保つ。カーペットやぬいぐるみを減らす。湿度管理も忘れずに。空気清浄機を活用。ペットとの距離感を調整などを指導します。
◎ 夏に注意したい目の感染症:流行性角結膜炎と咽頭結膜熱
子どもたちのプール遊びが盛んになり、目の感染症、とくに「流行性角結膜炎(はやり目)」と「咽頭結膜熱(プール熱)」の患者さんが増えてきます。どちらも「アデノウイルス」というウイルスによって引き起こされる感染症です。もし流行性角結膜炎にかかってしまったら他人への感染の恐れがなくなるまでの登校は停止されます。
◎ 肝臓を壊す最大の毒/テレビじゃ言えない:尾形哲医師が語る脂肪肝リセット術:
現代人の3人に一人が脂肪肝。お酒を飲まず、やせた人にも見られる脂肪肝の原因は、果糖の入った甘い飲み物だそうです。現在人の健康の意外な落とし穴でした。脂肪肝や高血糖は眼の健康にも悪影響を及ぼします
◎ 脂肪肝と眼底写真の意外な関係~眼科医から見た全身の健康サイン~
脂肪肝が3人に1人もの割合で存在し、それが肥満にもアルコール摂取にも無関係だという記事を見て脂肪肝と眼底検査の関連を調べてみました。両者には関連があります。
◎ 不思議の国のアリス症候群の小児に使いうる可能性のある内服薬剤は?
身の回りのソファなどが巨大に見えたり、ある時はとても小さく感じられたりするというのが不思議の国のアリス症候群。この症候群に公式に推奨される内服薬はありません。しかし、片頭痛に関連した不思議の国のアリス症候群(AIWS: Alice in Wonderland Syndrome)の小児に手初めに使い得る薬剤なら存在します。
③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です
◎ レジデント必読:医師キャリアの多様化、そのリアルと未来図:記事紹介
医学界新聞の記事紹介。希望に胸を膨らませてレジデントに進んだ若い医師にぜひ読んでいただきたい記事です。私は、あまり若いうちにマネタイゼーション(金稼ぎ)を考えて進路を決めるのには反対です。
◎ 科学データとAI ― 「フェイクデータ」の時代にどう向き合うか?(論文要旨とコメント)
「大規模言語モデル(LLM)」は、私たちの生活だけでなく、医学や科学の研究の現場にも急速に広がっています。しかし、便利さの裏にはフェイクの混入という大きな落とし穴もあります。今月号(2025年6月)のJAMA Ophthalmology誌では、「AIが作る偽の科学データ」の問題について警鐘を鳴らしています。
◎ 米国の眼科手術研修にも「性・人種格差」がある?論文紹介です。
米国では、性や人種による不平等がしばしな問題とされますが、研修医が実際に行えた手術件数でも、このような格差が有ったことが指摘されています。
④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話
◎ 目と心をつなぐ診療──若倉雅登先生の「心療眼科」の取り組み
井上眼科病院の名誉院長であり、「心療眼科」という分野を切り開いた若倉雅登先生のインタビュー動画。若倉先生は神経眼科から出発し、「目に異常がないのに見えにくい」といった訴えに苦しむ眼瞼痙攣や眼球使用困難症患者の声に真摯に向き合い、「心療眼科」という新たな概念を日本に根付かせました。
◎ ハン医師によるビジュアルスノウ症候群の説明動画 第2部紹介
ハン医師の新しいビジュアルスノウ症候群説明の動画がアップされました。先に第一部を紹介済みですが、具体的な遮光眼鏡の使用法などにも言及されています。
このブログには眼瞼痙攣や神経眼科に関連した発信が多いです。(リンク⇒眼瞼痙攣の記事一覧をご覧ください)。急に暑くなっています。体調に気を付けてお盆までまた走り続けましょう。
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