◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回(8月18日)で79号です。8月10日から14日はお盆休みをいただきました。メルマガ読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に827人になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。さて、一度読めていたのに、最近メルマガ配信が中断したという方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入っている可能性がありますので来院時に当院職員にご相談ください。
① ご近所の話題など
◎ 自由が丘でランチ 開店情報 自由が丘北口直ぐにハッピーステーキ羊ちゃんちが8月7日開店
旧「豆点」ラーメン中華料理店跡に全く業態の違うステーキ店が8月7日にオープンしました。前店が閉店になり、このお店に替わっています。店内の配置は変わらず。大小の各種部位のステーキが1500円くらい位から。店長は5年間別の街で羊肉料理店をやっていたそうです。本文に割引クーポンQR有。
◎ 残った1円玉と5円玉をどうしていますか? ~米国の1セント廃止を聞いて、机の上の小銭を見直す~
今朝、診療前の机に座って、机の引出しにある小銭の山に目が留まりました。お釣りや、近所の自販機で使った端数の残りなどが、知らず知らずのうちにここまで積もっていたのです。数えてみたところ、1円玉が13枚、5円玉が4枚、10円玉が9枚、50円玉が2枚、100円玉が1枚。その他、少し変わったデザインの記念硬貨のようなものも含めて、合計で423円になりました。その対処法を考えました。現金を受け付けるスーパーの無人レジ機械で使用するのが最も有効な印象でした。
◎ 米中関税戦争の解説。
中国は米国に対してレアメタル資源の輸出規制をにおわせることでこの関税交渉を有利に進めて、ほぼ勝利した模様です。日本政府のトランプ関税ありきで、お許しくださいという姿勢とは対極的です。
◎ Netflixドラマ『ウェンズデー』とは?
眼球突出で猫背の怪物「ハイド」が登場するこの作品は、ただのホラーではありません。『ウェンズデー』は、アメリカの名作『アダムス・ファミリー』の長女ウェンズデー・アダムスを主人公にしたスピンオフドラマで、2022年にNetflixで配信されました。お盆休みに見たネットフリックス番組です。
◎ 高円寺の露地で見かけた筒状の花がブラシの様
高円寺の露地で鮮やかなピンク色の花が目に飛び込んできました。名前はジャコバ・カンドレイ、ブラジリアン・プルームとも呼ばれるブラジル原産の熱帯植物です。筒状の花がブラシのように束になって咲く姿はとても華やか。花色は暖色系で眩しさを感じにくく、見る人の目に優しい存在です。
②一般患者さん向けの眼科の話題
◎ 白内障最新治療の優しい解説(JAMA米国医学会2025.4.14)です
白内障は高齢者に多く、放置すると失明につながります。手術は安全性が高く、視力と生活の質を改善できる有効な方法です。先進レンズの活用により、眼鏡から解放される可能性もありますが、費用と副作用のバランスを考慮する必要があります。
◎ 眼窩吹き抜け骨折と複視 手術後の回復に影響する原因とは?(BJOイギリス眼科雑誌論文紹介)
術後の良い成績と関連があったのは:18歳以下(p=0.011)、男性(p=0.014)、外眼筋の逸脱なし(p=0.002)そして骨折部位が「内側壁骨折」(p=0.002)の各項目だったそうです。
◎ 副涙小点をご存じですか?
普通の人は左右上下の瞼の内側の端に一つずつ合計4つの涙小点があり、涙はそこから鼻涙管に流入して上下が合流して左右別々に鼻腔に落ちてゆく構造になっています。まれにこの入口部が5つ以上ある人がいます。それが、流涙やドライアイの原因となることもあります。
③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です
◎ アルツハイマー病の遺伝的リスクを持つ人にも「歩くこと」と「食事改善」が有効です
アルツハイマー病(AD)の発症リスクを高める遺伝子 APOE ε4 を持つ人は、加齢とともに認知機能が低下しやすいことが知られています。発表された研究は、「歩くこと」と「健康的な食事」が、この高リスク群でも認知機能低下を抑えられる可能性を示しました。
◎ 白内障手術のアップデート:永田真由美先生(獨協医科大学) 聴講印象録
大学にいたころによく出会った白内障手術中のこれらの場面を思い出しました。IMS, IFISなど新しい言葉が使われるようになっていた印象でした。1.逆瞳孔ブロック(LIDRS:Lens-Iris Diaphragm Retropulsion Syndrome)。2.IMS(Infusion Misdirection Syndrome)。3.IFIS(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)。4.チン小帯脆弱例(チン氏帯脆弱)。
◎ 子どもの近視をどう抑える?──アトロピンとオルソケラトロジーを比較した新論文紹介
アトロピンは用量調整によりオルソKに匹敵、あるいはそれを上回る効果が期待できる。さらなる大規模かつ年齢別・生活背景も含めた研究が望まれますが、近視管理を考える保護者・眼科医にとって有益な知見といえるそうです。
④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話
◎VSS(視覚性スノウ症候群)支援グループのご案内:あなたは一人ではありません
海外のビジュアルスノウ患者会からのメルマガの内容を、その会の相談医でもある清澤が翻案して紹介します。VSS(Visual Snow Syndrome:視覚砂嵐症候群)に悩む方々を対象としたオンライン支援グループが(英語ですが)毎月開催されているそうです。このグループは、VSSの患者やそのご家族・支援者が、世界中からオンラインで集まり、体験を共有し、お互いを励まし合う場として設けられているそうです。
◎ 精神病性障害におけるドーパミンと気分変化 18FーDOPA-PET研究の概要: 眼瞼痙攣にも関連しています。
精神病における気分障害とドーパミン生成能力に関連があることがポジトロン断層法の新研究で明らかになりました。私たちの過去の研究でもドーパミンは眼瞼痙攣でも変化していますし、眼瞼痙攣は気分障害も示します。
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