◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回(10月6日)で87号。メルマガ読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に(10月5日で)865人になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。さて、一度読めていたのに、最近メルマガ配信が中断したという方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入っている可能性がありますので来院時に当院職員にご相談ください。
① ご近所の話題など
◎ 自由が丘でランチ― あえん 自由が丘店
今回訪ねたのは、「あえん 自由が丘店」。当医院から西に2ブロックほど歩いたところ、自由が丘公園の北隣に位置している。商店街の喧騒からは少し外れた落ち着いた環境であり、緑の多い児童公園に隣接する。建物自体も一階部分がレストランで、二階は音楽教室を兼ねた個人宅になっているように見受けられる。外観からして和モダンを意識した洒落た造りであり、自由が丘の住宅街に溶け込む雰囲気を醸し出していた。
◎ 高市早苗氏、自民党新総裁に選出 ― 医療・保健政策への期待
自民党総裁選で高市早苗氏が小泉進次郎氏を破り、新たな総裁に選ばれました。日本では初の女性首相が誕生する可能性が現実味を帯びており、国民の関心は政治改革だけでなく、医療・福祉、経済安全保障など幅広い分野に及んでいます。特に高市氏は、5人の候補の中で唯一の「経済積極派」として評価されており、デフレ脱却と社会インフラ整備を両立させる政策姿勢が注目されます。
◎ シャインマスカットと目の健康 ― 今朝の900円の買い物から広がる話題
今朝、自由が丘駅構内のスーパーでいつもの弁当と一緒にシャインマスカットを購入しました。価格は900円。かつては「高級果物」として数千円で並んでいた印象のある品種が、今年は比較的手ごろな値段で店頭に出回っていると感じました。天候がよく作柄が安定したことが背景にあるようです。市場の相場をみると、1房数千円が一般的ですが、近年は出荷量の増加や小粒品の増加によって値がこなれてきています。ニュースによれば、卸売価格も昨年よりやや安く推移しており、今回の900円という価格はむしろお買い得だったのかもしれません。
◎ 現代の中国人と日本人:遺伝子のながれを比べる
最近、日本人ファーストを唱える政党が勢力を増し、又、万世一系の天皇論を唱えるなどの論調も見られます。そこで中国人及び日本人の遺伝子が時代と共にどのように変遷してきたのかを研究した最近の論調をAIに聞いてみました。時代とともに、遺伝子は周辺と混じるが、全体としては大きな変わりはなかったという感じのようです。
◎〖止まらない円安・貧困化の恐怖①②〗為替介入の最終防衛ラインと国民の対策は
この動画が公表されたのは昨年であり、最新の情報ではありません。しかし再び円安が進んできています。この円安がもう少し進むと、トランプ関税が無意味になるという声もあります。これはハイパーインフレの助走なのでしょうか?また、日本社会にとって、金融緩和は悪魔の誘いなのでしょうか?
◎高円寺の道端で見かけた花 ― ニチニチソウの魅力と小さな物語
高円寺を歩いていると、ふと目に留まる色鮮やかな花があります。今回ご紹介するのは、真夏から秋にかけて元気に咲き続ける ニチニチソウ(日々草、学名:Catharanthus roseus) です。写真にあるような濃いピンクの花に白い目(中心部)が入るのが特徴で、街角の鉢植えや花壇を彩る姿はとても印象的です。
◎ バルト海で起きた新たな緊張――NATOとロシアの直接対峙;動画紹介
青山繁晴動画紹介です。発端はポーランドへのドローン侵入。9月上旬、ロシア軍用ドローンがポーランド領空に最大23機も侵入しました。NATO側はオランダ空軍の最新鋭戦闘機F-35を発進させ迎撃。撃墜に成功しましたが、これは「NATO軍とロシア軍が同じ空で直接交戦した」と見なされる重大な一歩でした。9日後にはロシア戦闘機が出現しました。緊張が高まっています。
◎ バッパショウタ氏、ニューヨークのユダヤ人街を取材
◎ 世間でバブルが警告されるので、映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short, 2015年公開)』を見直しました。
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short, 2015年公開)』は、2008年のリーマンショックにつながったアメリカの住宅バブル崩壊を題材にしています。内容は金融用語が多く難解ですが、物語は「サブプライム住宅ローン」の破綻をいち早く見抜き、それに賭けた3組の投資家たちを中心に描かれています。本文では、主要な3組の登場人物の役割と最終的な損益について整理します。
⓶ 一般患者さん向けの眼科の話題
◎ 中高年の強度近視とそのしばしばみられる合併症
強度近視では緑内障、白内障、黄斑変性がしばしばみられます。また網膜剥離もみられることがあります。コンタクトレンズの使用者ではそれらに気を付けてみてゆきましょう。
◎ ソフトコンタクトレンズの便利さと、その裏に潜む危険な使い方について(コンタクトレンズ小話①)
ソフトコンタクトレンズは便利で快適ですが、誤った使い方は角膜炎や失明につながる危険もあります。期限を守らない、つけたまま寝る、水道水で洗う、長時間装用などは特に要注意です。今回は、患者さんにぜひ避けていただきたい「危険な使用法」をまとめました。
◎ 両眼の眼瞼下垂を自覚し、前頭筋で瞼を挙げている気がする??
Q:両眼の眼瞼下垂を自覚し、前頭筋で瞼を挙げている気がすると訴える患者さんがいます。瞼裂狭小はなく、複視もなし。症状は夕刻ではなく、むしろ朝強いとの訴えです。鑑別診断には何が考えられるでしょうか?A: 両側の眼瞼下垂を自覚し、前頭筋を使って額にしわを寄せて瞼を挙げようとするという訴えは、典型的には眼瞼下垂の進行例に見られる表現ですが、「朝に強い」という時間的特徴は重要な手掛かりになります。
◎ ヒトの視覚に関連した構造とその機能について簡単に説明します。
◎ 中年の近視のある方に多い「飛蚊症」と「光視症」
40代から50代にかけて、特に軽度から中等度の近視がある方の中に「視界に糸くずや虫のような影が見える」「暗いところでピカッと光が走る」といった訴えをされる方が増えてきます。これらの症状はそれぞれ 飛蚊症(ひぶんしょう) と 光視症(こうししょう) と呼ばれ、多くの場合は加齢に伴う自然な変化に関連していますが、中には重大な病気のサインである場合もあります。ここではその原因、診断、治療について解説します。
③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です
◎ 寿命の伸びは鈍化しているのか? ― 百歳は誰にでも届く目標ではない
邦文題名:「コホート死亡率予測は寿命延長の鈍化を示している」研究の目的は、これまでの寿命延長の傾向が今後も続くのか、それとも減速しているのかを明らかにすることです。特に「ある年に生まれた集団(コホート)」ごとの寿命に注目しました。これにより、「期間寿命(その時代の平均的な死亡率をもとにした期待値)」では捉えられない、より現実的な長寿の姿を描き出そうとしました。
◎ 脳の進化と自閉症:人類特有の「変化が加速するニューロン」の発見、それが自閉症を起こす
「ニューロンの種類によって進化のスピードが異なるのはなぜか」という問いに答えることを目指しました。そして、人間に特有な自閉症スペクトラム障害(ASD)の有病率とそれがどのように関わるかを探ろうとしました。人間では進化の速い遺伝子があり、それが自閉症の発生に関与しています。
◎ 医療で数字を伝えるときに大切なのは次の4点です。
1,「まれ」などの言葉ではなく、できるだけ数字で伝える。2,分母をそろえて比較しやすくする。3,相対リスクではなく、絶対リスクで伝える。4,図や基準値を添えて文脈を示す。
◎ 小児の屈折検査における調節麻痺薬 ― アトロピンかシクロペントラートか?
小児の屈折検査を正確に行うためには、調節力をしっかり麻痺させることが不可欠です。毛様体筋が働いたままでは遠視や近視の度数が正確に測れず、特に遠視は過小評価されてしまいます。日常診療で「アトロピンを使うべきか、シクロペントラートで十分か、それともトロピカミドで済むのか」という判断に悩むことは少なくありません。2025年9月25日号の JAMA Ophthalmology に、このテーマに関して中国・上海の大規模研究を取り上げた論説が掲載されました。著者はアラバマ大学バーミンガム校の Katherine K. Weise 先生らで、Wuらの研究を批判的に評価しています。
◎ 清涼飲料の長期摂取でうつ病(大うつ病性障害:MDD)が増える
清涼飲料の摂取とうつ病(大うつ病性障害:MDD)の関連を明らかにする。その関連は腸内細菌叢、特に「エガーテラ(Eggerthella)」や「ハンガテラ(Hungatella)」という細菌の存在量の変化によって説明できます。
④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話
◎ 眼瞼痙攣と羞明(まぶしさ)の関係について
次回の眼瞼・顔面痙攣患者友の会は、横浜市に場所を移して開催される予定です。今回の会では「羞明(photophobia)」が中心的な話題に取り上げられると伺っています。わたくしもその場で患者さんたちを対象に「眼瞼痙攣と羞明」について解説を依頼されています。本日はその講話内容として準備中のお話を、少し分かりやすくご紹介したいと思います。
◎ ビジュアルスノウ症候群とは患者の声から学ぶ;
ビジュアルスノウイニシアチブという患者会が患者さんの声を集めた患者さん向けの英語のビデオを作りました。視覚症状と視覚外の症状を丁寧に説明してあります。
◎ ビジュアルスノウ英国行動検眼医協会主催のClinical Skills 1 (CS1) UK(案内到着)
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