◎ 2025年12月28日(土曜日)で今年の診療を終わらせていただきました。今年もお世話になりました。
ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回(12月29日)で99号。メルマガ読者数は患者さんを中心に(12月21日で)933人になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。さて、一度読めていたのに、最近メルマガ配信が中断したという方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入っている可能性がありますので来院時に当院職員にご相談ください。
① ご近所の話題など
◎ 自由が丘ランチ紹介:老舗のお好み焼き店「喜多由(きたよし)」
当医院から南に50メートルほど下がった通りの2階にある老舗のお好み焼き+もんじゃ焼き屋さんです。寒くなってお好み焼きの鉄板のぬくもりが慕わしい季節になりました。入り口のクリスマスの飾りつけも魅力的で写真を取り直しました。
1970年前後に出版された『岡部寛之の株指南 株式投機の理論と実際』。今の感覚からすると古めかしく感じる部分もありますが、思い返してみると、意外なほど今にも通じる考え方が書かれています。その中で私に印象的だったのは、「人生の節目では、これまでの投資はいったん整理し、新しい生活が落ち着いてから改めて方針を考えるのがよい」という趣旨の一節です。
◎ 路傍の満天星(どうだん)つつじが見事な色合いに紅葉しています
満天星つつじは、ツツジ科に属する日本原産の落葉低木で、学名は Enkianthus perulatus といいます。古くから庭木や生け垣として親しまれ、特に関東地方では公園や遊歩道でよく見かける植物です。春には小さな白い壺形の花を下向きに咲かせ、夏は爽やかな緑の葉を茂らせ、秋になると写真のような鮮やかな紅葉を見せてくれます。一
◎ 蛇イチゴ(ヘビイチゴ)、特別な園芸改良品種というよりも、野生種あるいはそれに近い性質をもつ植物 |
兎の小さなフィギャーが添えられた鉢植えに、赤い小さな実をいくつも付けた植物が育っているのを見かけました。思わず足を止めて写真を撮ったのですが、その姿は、私が子どもの頃、故郷の庭の日陰に自然に生えていた「蛇イチゴ」を思い出させるものでした。
自由が丘には数多くの飲食店がありますが、長く地域の人々に愛されてきた「とんかつ丸栄」もその名店の1つです。
② 一般患者さん向けの眼科の話題
◎ 2025年の自由が丘清澤眼科医院・10の出来事 ― 患者さんとともに歩んだ一年 ―
① 通いやすい眼科であることを大切にしました,② コンタクトレンズ診療・販売を安定して継続できました.③ 緑内障の早期発見・継続診療に力を入れました.④ 緑内障週間に合わせた啓発活動を行いました.⑤ 眼瞼痙攣の診療と情報提供を続けました
⑥ 小児眼科・近視進行予防の記事を多く発信しました.⑦ 医療事務・保険請求体制を安定して維持できました.⑧ 月1回の経営会議で診療方針の共有を続けました.⑨ 米軍退役軍人の退役時健診に協力しました.⑩ ブログとメールマガジンを通じた情報発信が広がりました
◎ 涙の層が薄く、片眼に強い角膜上皮障害(SPK)がみられ、痛みがなかなか改善しない症例:
今年の最後に訪れた、ありふれた、しかし疼痛が厄介な症例です。点眼と涙点プラㇷで不十分なので就寝時の絆創膏での閉瞼を追加しました。
◎ AIの動画文字起こしサービスにおける誤りの頻発が気になります。
動画に最近よくつくようになった文字起こしサービス。文意からしてその文字ではないだろうというのがまだ多すぎます。まもなく改善されるのでしょうか?
冬になると、入浴中やトイレで急に倒れてしまう高齢者のニュースを耳にします。これが「ヒートショック」現象です。急激な温度差によって血圧や脈拍が急変し、失神・不整脈・心筋梗塞・脳卒中などの重大な疾患を引き起こす状態を総称して指します。日本では入浴中の急死が年間約1万9000人前後と推計されており、交通事故による死亡者(約3000〜4000人)の約5倍に達しています。高齢の方々は気を付けてくださいね。
③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です
◎ 黄斑の血管の病気は「加齢黄斑変性」だけではありません― 日本の眼科に掲載された4人の専門医による解説から ―
「黄斑に血管が増えている」「黄斑がむくんでいる」と言われると、多くの方は加齢黄斑変性を思い浮かべるかもしれません。確かに代表的な病気ですが、実際には黄斑部の血管の異常には、いくつもの原因とタイプがあります。直近の『日本の眼科』では、この点に注目し、4人の眼科医が解説しています。
◎ 心の病気と「炎症」の深い関係 ― 目の不調や感覚過敏ともつながる新しい視点 ―
神経精神疾患における炎症研究を幅広く整理した総説です。これまでの臨床研究や動物実験の結果から、すべての患者さんではないものの、一部の人では炎症が症状の発症や持続に関与している可能性が示されています。特に注目されているのが、IL-6という炎症性サイトカイン、免疫を担うT細胞の働き、代謝と免疫の相互作用、そして補体系と呼ばれる免疫システムです。
④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話
◎ 眼瞼痙攣と脳内物質の関係を探る ― 血液検査から見えてきた新しい視点
眼瞼痙攣の患者さんの血液中に含まれるカテコールアミンと呼ばれる物質に注目した探索的研究です。カテコールアミンには、ドーパミン(DA)やノルアドレナリンなどが含まれ、脳の働きや感情、運動の調節に深く関わっています。
◎感覚過敏はなぜ起こるのか ― 脳の研究から見えてきた「ビジュアルスノウ症候群」の新しい理解 ―
ビジュアルスノウでは視覚以外でも感覚過敏がみられます。そこに注目し、脳内の神経の連結を研究する研究が行われています。



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