[No.2151] 結核による網膜静脈炎：

(眼科医向けメモ)　結核に伴う網膜静脈炎が提示されました。写真は、広範な網膜出血を伴う網膜病変。本日のWills eye hospitalの網膜カンファレンス3例目です。鑑別診断は急性網膜壊死、サイトメガロ網膜炎、結核、イールズ病、サルコイドーシス、そしてベーチェット病です。診断は結核性網膜血管炎で、これは通常静脈を犯し稀に動脈を犯します。演者によれば、結核による全身症状はある場合もない場合もあります。病原体に対する免疫の過敏によると信じられています。治療にはステロイド、抗結核薬、非潅流域に対する光凝固が行われます。症例提示で紹介された論文の一つは Tubercular Retinal Vasculitis: Diagnostic Dilemma and Management Strategies¹. Dhananjay Shukla,ほかでこれはレビュー記事です。その要約は: 眼結核は全身性結核の稀な外肺病変であり、診断が困難です。結核性網膜血管炎は眼結核の一般的で特異的な表現ですが、文献では臨床像や必要な検査、治療について定義が異なります。このレビューでは、文献で得られた最善のエビデンスとコンセンサスから、結核性網膜血管炎を疑い、検査し、合理的な確信を持って診断し、適切な治療を行うための常識的なアプローチを試みています。：ということですがこの抄録だけでは何も読み取れませんから、必要な方は原典を見てください。