コントラスト感度の悪化は認知症の可能性増加と関連している可能性がある
2021年と2022年の全国健康・高齢化動向調査に参加した2159人のメディケア受給者(平均年齢77.9歳)のデータを使用して、研究者らは、1年間の追跡期間中に6.6%が認知症を発症し、コントラスト感度の悪化と認知症発症の可能性の増加(HR 1.14、コントラスト感度の対数悪化/年あたり0.1)に関連していることを発見した。ベースラインの視力とコントラスト感度の悪化は、認知症リスクの増加とわずかに関連していた(HR 1.07~1.09)。これらの結果は認知症の修正可能なリスク要因の可能性を示唆しているが、因果関係は不明であり、結論は研究期間が短いことと、他の潜在的な寄与要因の調査が不足していることから限定的である。American Journal of Ophthalmology、2024年10月
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