ドライアイ

[No.3587] マイボーム腺機能不全とそれに伴うドライアイへの処置なら

中高年の患者さんで目の充血や違和感が続く場合には、マイボーム腺機能不全とそれに伴うドライアイが原因となっていることが多いです。この症状への対処として、以下の方法をお勧めします。私は、診察後にこの状態に対するリッドハイジーン(目の清潔操作、目洗い)を指導するライム研究会制作のビデオ(2本)を供覧しています。

まず、温かいタオルや「アズキのチカラ」などの市販の製品を使い、目を数分間温める「温罨法」を行ってください。これにより、目の周りの血行を改善し、マイボーム腺の機能を助けます。

その後、刺激が少なく目に沁みないタイプのティーツリークレンジングなどのアイシャンプーを使用して、瞼の縁を優しく洗うこと(リッドハイジーン)で汚れを取り除き、マイボーム腺の働きをさらに促します。

このケアを毎日、出来れば一日2回続けることで、目の違和感が軽減されるだけでなく、ドライアイの改善も期待できます。目の健康を保つために、ぜひ試してみてください。

 

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