自由が丘・新店ラーメン「Number.9」を訪ねて
自由が丘の街を歩く楽しみのひとつは、気づけば新しいお店ができていることです。駅周辺に「最近できたラーメン屋がある」と耳にし、今回初めて足を運んでみました。その名も 「RAMEN and TSUKEMEN Number.9」。自由が丘駅北口からすぐ、美観街でマツキヨの向かいにある路面店です。水曜休診の今日は、このラーメン店を訪ねるためだけの目的で自由が丘まで来ました。
開店の背景
このお店は、2025年6月末にオープンしたばかり。巣鴨で人気の「Number.6」というラーメン店の兄弟店とのことで、「なぜナンバー9なのか」は不詳ですが、遊び心のある店名にまず惹かれます。自由が丘らしく、外観はラーメン屋というよりカフェに近い、クールでお洒落な印象でした。女性一人でも気軽に入れる清潔な雰囲気です。
店内の雰囲気
店内はカウンター9席のみ。細長いレイアウトながら、白を基調とした装飾が落ち着きを感じさせます。訪問したのは午後3時と、ランチと夜営業の間の「アイドルタイム」かと思いきや、この店は通し営業です。入店時にはすでに2人の先客、私の退店前にも新しいお客が入り、客足は途切れませんでした。自由が丘の立地で、昼から夕方まで休まず営業しているのはありがたい存在です。
接客の心配り
食券を渡してしばらく待つと、カウンター越しにラーメンが置かれます。そのとき、若い店主から「熱いので丼の端を持ってくださいね」と一言。こうした細やかな気配りがとても印象的でした。カウンター上には冷たい水のポットと紙ナプキンが常備され、テーブルには胡椒とおろしにんにくが用意されており、ラーメンに合わせて好みに調整できる配慮も感じられます。
実際にいただいたラーメン
注文したのは醤油ラーメン。丼には中太の縮れ麺が入り、澄んだスープが香り立ちます。麺は白河ラーメンを思わせる手揉み風で、スープとよく絡み、食べ進めるうちに心地よい弾力が楽しめました。注文時に味付け卵を追加し、最後はスープまで完食。見た目以上に飲みやすく、食後感もすっきりとしていました。メニューには「鰹昆布水つけ麺」や「煮干しラーメン」もあり、次回はぜひ別の味も試してみたいところです。
ほほえましい一幕
食事をしている間、店主がアルバイトと思われる若い女性に玉ねぎのみじん切りの方法を丁寧に教えていました。ラーメン屋の厨房といえば慌ただしいイメージがありますが、和やかで優しいやりとりはとても好感が持てる光景でした。お店全体に漂う温かい雰囲気は、料理の味をより引き立てていたように思います。
このお店の特徴
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営業時間が長い:昼から深夜まで休憩なしの通し営業。仕事帰りや買い物の後にも立ち寄れる便利さがあります。
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3本柱のメニュー:醤油・煮干し・鰹昆布水つけ麺。それぞれに異なる個性を持ち、リピーターを誘います。
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清湯スープと手揉み麺:丸鶏や鴨、豚をベースにした澄んだスープと、縮れ麺の相性が絶妙。
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カフェ風の内装:ラーメン店らしさを抑えたお洒落な雰囲気で、女性客にも入りやすい。
まとめ
自由が丘にまたひとつ、魅力的なラーメンの新店が加わりました。「Number.9」は、気軽に入れる雰囲気と細やかな心配り、そしてシンプルながら丁寧に作られた一杯が印象に残るお店です。今後は地域に定着し、自由が丘の“夜ラーメン”や“おしゃれラーメン”の代表格になるのではないでしょうか。次回はぜひ、人気のつけ麺にも挑戦してみたいと思います。
RAMEN and TSUKEMEN Number.9
東京都目黒区自由が丘1-12-7(自由が丘駅北口から徒歩1分、美観街沿い)
2025年6月27日オープン
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