ご近所の話題

[No.4201] 「肴とおばんざいと時々おでん」開店 (つばき食堂跡に)

すずかけ通りの角に新しい食堂が開店

 つばき食堂跡に「温かい一膳」を提供する街の新名所「肴とおばんざいと時々おでん」開店

自由が丘・すずかけ通りと美観街の角にある、かつてのつばき食堂跡に、11月10日、新しい食堂が静かに開店しました。私は13日の夕方、7時までのネット会議の帰路、一人で立ち寄り、さっそく様子を見てまいりましたので、地域のみなさまにご紹介したいと思います。

暖簾をくぐると、まず感じるのは「以前の良い雰囲気を残しつつ、新しく生まれ変わった」店内。レイアウトはほぼ同じですが、机と椅子は新品で、落ち着いた清潔感があります。過度に飾らず、気取らない“街の食堂”といった空気をそのまま引き継いでいる印象です。以前の店の慣例であった入店直後の手洗いは要請されませんでした。

店内は男性店主と思われる方が厨房を、加えて厨房補助とフロアを担当する女性スタッフが1人ずつ。3人で切り盛りしている、温かい雰囲気のお店です。私の入店時、すでに女性のお一人客が食事をされており、その後も二人組の方が2組入店し、夕方ながらまずまずの入り。「ひとりでも入りやすい安心感」が、この店の魅力かもしれません。

着席すると、まずお通しが提供され、続いて「今日のおすすめ」が示されました。

選んだのは、店主が胸を張って勧めてくださった 牛肉と野菜のスープカレー。香りからして本格的なスパイス使いで、味わいは深く、牛肉は柔らかく煮込まれていました。スープカレーと言うと辛さが前に出るものもありますが、こちらは辛味よりも旨味とコクが立っており、どなたでも安心して楽しめる味です。

もう一品、気になった だし巻き卵 も注文してみました。やさしい味付けで、甘さ控えめ。しっかりと厚みのあるものが5切れで提供され、一人ではやや多めに感じるほどのボリューム。家族や友達と来たときにシェアするのも良さそうです。

また「ワンドリンクを」と案内があったため、あえてアルコールを避けて ジンジャーエール を注文。食事の味を損なわず、ほどよいリフレッシュになりました。健康面が気になる方や、お酒を飲まない方にも配慮のある提供方法はありがたいところです。

自由が丘はお店の入れ替わりが比較的早い街ですが、この場所には長く親しまれたつばき食堂があり、多くの方が「次はどんなお店になるのだろう」と気にされていたことと思います。今回の新しい食堂は、派手さはありませんが、“また来たくなる素直な味”と“入りやすさ”を備えた、地域に根づくタイプの食堂になりそうだと感じました。

私が訪れた際のお客様は、女性一人客や二人連れが多く、静かに食事を楽しむ雰囲気。自由が丘で日常的に使える食堂は意外と貴重で、こうした「ほっとできる定食屋さん」が新しく加わったことは、地域にとってうれしいニュースです。

今後、昼定食や季節メニューなどが出てくるのか、継続して訪れる楽しみもありそうです。すずかけ通りや美観街を散歩される際には、ぜひ暖簾をくぐってみてはいかがでしょうか。写真は私が撮影したものを掲載しますので、店内の雰囲気も合わせて感じていただければと思います。

 自由が丘の街は日々変化していますが、その中でも「気張らず、ふだん使いができる新しい食堂」が誕生したことを、地域のクリニック院長として、また一人の食べ歩き愛好家として、嬉しくお知らせいたします。

町には早くもクリスマスの雰囲気が流れています。

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