◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回(12月1日)で95号。メルマガ読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に(11月16日で)903人になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。さて、一度読めていたのに、最近メルマガ配信が中断したという方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入っている可能性がありますので来院時に当院職員にご相談ください。
① ご近所の話題など
◎ 「肴とおばんざいと時々おでん」つばき食堂跡に開店
暖簾をくぐると、まず感じるのは「以前の良い雰囲気を残しつつ、新しく生まれ変わった」店内。机と椅子は新品で、落ち着いた清潔感があります。過度に飾らず、気取らない“街の食堂”といった空気をそのまま引き継いでいる印象です。以前の店の慣例であった入店直後の手洗いは要請されませんでした。店名は覚えにくい。
◎ 黒い宝石のような観賞用トウガラシ ― 「ブラックパール」の魅力:路傍の植物
高円寺の小公園の花壇は近所の方々が毎日手を入れ、また清掃をしてくれています。サルビアなどの色鮮やかな花に交じってこの黒い歯で黒く輝く豆を見かけました。観賞用の唐辛子で「ブラックパール」というものだそうです。そう聞くと口に入れて見たくなりますが、催涙ガスに使われるカプサイシンが含まれるようですからやめておきましょう。
◎ 医療ビジネスの闇;木村もりよ・藤井聡 2025年11月15日収録
「患者は賢くあるべきであり、医療の無駄は省かれるべきだ」という主張は、ある意味でまったくその通りだと言えます。しかし一方で、患者自身が主体的に、自分に必要な医療を見極めて選択しなければ、その影響や不利益は結局ご本人に返ってきてしまいます。
日本に開発のアドバンテージがあるという量子コンピュータとは何か?が気になったので再度調べてみました。一応の答えはわかるのですがどうも実感がわきません。
② 一般患者さん向けの眼科の話題
◎ ハンフリー視野検査には「慣れ」が大事です
ハンフリー視野検査では、最初は慣れていないので必要以上に悪い評価が出ることがあります。繰り返し何回か行って実力を知る必要があります。
◎ 小中学生の近視進行を防ぐ3つの柱 ―戸外活動・低濃度アトロピン・オルソケラトロジー
子供の近視進行を予防する方法を再度説明します。患者さんの親と祖父母の方にもご覧いただきたいと思う記事です。
◎ オルソケラトロジー装着時に「痛み」を感じる理由とは?
オルソレンズ使用の患者さんで、フルオレセイン染でリングの形も良く、裸眼視力も騰がっているのですが、レンズを付けた時に痛みを感ずるという患者さんがいたのでその原因を聞いてみました。エッジの形が原因かもしれないというのですが、今使っているレンズでそこだけを修正できるかどうかは不詳でさらに検討する必要がありそうでした。
◎ 瞼裂斑炎とは?その対策:
白目の一部に「いつもと違う赤み」「異物感」「充血している」などを感じたら、早めに受診をお勧めします。特にコンタクトレンズ使用中なら、装用中止のタイミングも含めてご相談ください。瞼裂斑そのものが悪性疾患(がんなど)に変化することは極めて稀ですが、角膜近傍で変化が出ているなら「翼状片」との区別も必要です.
◎ マイボーム腺嚢胞を伴う霰粒腫
透明な水泡(マイボーム腺嚢胞)が、膿を持った霰粒腫に伴って発生した症例を見ました。この場合には嚢胞を除去しないと背嚢だけしても再発することもありそうです。
③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です
◎ 白内障手術後の「なんとなく見えにくい」──5つの原因をわかりやすく整理
白内障手術の成功率は近年目覚ましく向上し、多くの患者さんが「手術翌日からよく見える」時代になりました。しかし実際の外来では、視力検査は良好でも「なんとなく見えにくい」「すっきりしない」といった訴えが残ることがあります。
“説明しづらい見えにくさ”を正面から扱った臨床講座が5本。どれも日常診療に直結する内容です。各稿の要点と私(清澤)のコメントもまとめます。
◎ 日本人における「眼圧と遺伝子」の関係が明らかに ―東北メディカル・メガバンクによる大規模研究より―
東北大学で行われた日本人の眼圧がどのように形成されているかを「遺伝子レベル」で明らかにした画期的なものです。特に、ALDH2のような「日本人に多い遺伝子」が眼圧と関係している可能性は非常に興味深い点です。母数が数万と多いので様々なことがわかりました。緑内障は早期発見が最も重要で、40歳を過ぎたら一度はスクリーニング検査(眼底OCTなど)を受けることをお勧めしています。
◎ Yonekawa Yoshihiro氏の講演を視聴しました:
世界に誇る日本人眼科医の再紹介を含む小児硝子体外科医の日本臨床眼科学会での講演を視聴しました。
◎ ガドリニウム増強動脈瘤壁画像は、未破裂脳動脈瘤の「危険度」をどこまで予測できるのか;記事紹介 |
偶発的に未破裂動脈瘤が見つけられた場合に、予防的な処置をするかどうかは大きな問題です。今回の米国医各会雑誌神経学の論文では動脈壁の画像上の特徴を見ることでその動脈瘤の活動製の予測ができるという報告です。
◎ RPE65網膜症に対する遺伝子治療「ボレチゲン・ネパルボベック(Luxturna)」 日本の第III相試験が示した有効性と安全性
遺伝子治療の最新情報を先週紹介しましたが、時あたかも日本でのRPE65網膜症に対する遺伝子治療の有効性を調べた論文が出ました。有意義な論文ですが、対象や費用対効果は今一つかもしれません。
RPE65網膜症に対する遺伝子治療「ボレチゲン・ネパルボベック(Luxturna)」 日本の第III相試験が示した有効性と安全性
◎ 一迫玲先生の「保健文化賞」受賞と、宮城県のリンパ腫分析システムの先進性について
リンパ腫はその分類が複雑で、病院ごとに診断基準や治療法が異なるため、地域全体のデータを整備することは非常に困難でした。一迫先生の主導により、宮城県の各病院が連携し、症例データ、病理標本、遺伝子情報、治療経過を共通フォーマットで収集し、地域全体で質の高いデータベースを形成することに成功しました。
◎ ぶどう膜炎のある目では、白内障手術後に何が起こりやすいか?
黄斑は“物を見る中心”で、ここに水分がたまってむくむと、視力が落ちたり、ゆがんで見えたりします。ぶどう膜炎のある目では、白内障手術後に黄斑浮腫が起きやすいとされてきましたが、「どんな患者さんに起きやすいのか」という点は十分に分かっていませんでした。それを調べた研究です。
◎ 末梢神経障害の診断と治療 ― JAMAポッドキャストから学ぶ最新知見
④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話
◎ ボトックス使用中の症例で訴えの有ることがある目の下のクマに対する「裏ハムラ法」とは
眼瞼痙攣にボトックスを眼周囲に打っていて、目の下の隈を訴えられることがあります。それを美容形成眼科の先生に相談したら、裏ハムラ法という術式で整えてくださり、紹介したことを患者さんに喜んでいただくことができました。
◎ スマートフォン動画とAIが切り開く眼瞼痙攣の早期診断 ―2025年 Nature系医学誌掲載の最新研究から―
眼瞼痙攣の診断は、専門医であっても難しいと感じることがあり、経験の浅い医師ではなおさら迷う場面が多い疾患です。今回の研究は、誰でも撮れるスマホ動画というごく身近な情報からAIが微細なまばたきの異常を検出できるという点で非常に実践的で、今後の臨床に大きく貢献する可能性があります。眼瞼痙攣疑い例では、自分の目の動画を持ってきていただくとAIを使わなくても診断の助けになります。
◎ ビジュアルスノウとも関連;片頭痛の誘因は単一ではない:情報理論で「片頭痛の引き金」を読み解く新研究紹介
ビジュアルスノウにも関連の深い辺ス通の誘因は単一ではなく、日常生活とはちょっと違うことを経験すると翌日の片頭痛発生は倍にもなるという新研修の紹介をします。
◎ ビジュアルスノウ症候群をめぐる世界の専門家会議の報告
ビジュアルスノウをめぐる研究者の国際会議が開かれ様々な問題点が論じられたという報告が協会(VSI)から動画で送られてきました。本文に短くまとめてあります。
11月も終了です。町は年末に突入です、お元気でお過ごしください。



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