コンタクトレンズ・眼鏡処方

[No.4430] 初めてのコンタクトレンズ外来で何をするの? ― 中高生が安心して始めるための流れ ―

初めてのコンタクトレンズ外来では何をするの?

― 中高生が安心して始めるための流れ ―

これまで眼鏡を使ってきた中学生・高校生の方が、「部活や日常生活のためにコンタクトレンズを使ってみたい」と眼科を受診されることは珍しくありません。コンタクトレンズは便利な反面、直接目にのせて使う医療用具です。そのため、初回の受診日にはいくつかの検査と指導をまとめて行います。全体で約2時間ほどかかることが多いですが、安全に始めるために大切な時間です。

① 角膜曲率検査

目的:角膜のカーブの強さを調べ、目の形に合うレンズを選ぶためです。

方法:機械の中を数秒見つめるだけで、目に触れることはありません。

所要時間:1~2分程度。

意味:カーブが合わないレンズは、ずれやすかったり痛みの原因になるため、この数値が重要です。

② 屈折検査(近視・乱視の測定)

目的:どのくらいの度数のレンズが必要かを決めます。

方法:気球や家の絵を見ながら、見え方を確認します。

所要時間:5分前後。

意味:眼鏡とは少し異なる度数になることが多く、コンタクト専用の調整が必要です。

③ 細隙灯顕微鏡検査

目的:角膜や結膜に傷や炎症がないかを調べます。

方法:あごを台にのせ、光を当てて医師が観察します。

所要時間:3~5分。

意味:異常がある場合は、無理に装用を始めず治療を優先します。

④ 眼底検査

目的:網膜や視神経の状態を確認します。

方法:まぶしい光で眼の奥を観察します。

所要時間:5分程度。

意味:強い近視がある場合など、将来の目の健康管理にも役立ちます。


これらの検査で問題がなければ、トライアル(お試し)用コンタクトレンズを使って、装着と外し方の練習に進みます。あらかじめ用意したビデオをご覧いただきます。机の上の鏡を見ながら、スタッフと一緒に指でのせて外す練習をします。最初は緊張しますが、多くの方がこの日にできるようになります。

装着と取り外しが安全にできれば、この日はトライアルレンズをお渡しして終了です。実際の生活の中で使い心地を確認していただきます。

後日、使いやすかったレンズを、医院で購入するか、当院が発行するコードを使ってインターネットで購入していただく流れになります。

初めてのコンタクトレンズは「よく見える」だけでなく、「安全に使い続けられる」ことが何より大切です。全体で2時間ほどと少し時間はかかりますが、安心して始めるための大切なステップとしてご理解ください。

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