ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回で111号。お陰様でメルマガ読者数は患者さんを中心に(3月16日で)1034人になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)。さて、一度読めていたのに、最近メルマガ配信が中断したという方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入っている可能性がありますので来院時に当院職員にご相談ください。
① ご近所の話題など
◎ 自由が丘でランチ 炭火焼きハンバーグ専門店「炭火焼きハンバーグ 肉のかぎり」― 国産牛100%を炭火で味わう新しい店
美観街の吉野家の向かいの路面にできた新しいお店。清潔な印象の新しいハンバーグ専門店です。ハンバーグは土鍋に盛り付け気で温めて供されます。ランチは2000円でも収まります。
◎ かぐや姫の「罪」とは何であったのか ― 平安人の世界観から読む竹取物語
竹取物語を思い出しました。罪を得て月の世界から地上に降ろされたというかぐや姫、罪が晴れれて月に帰ってゆきます。その罪が何であったのかが物語では明示されていません。そこを解説した動画紹介と、私がまとめた答えです。
◎ 自由が丘でランチ :ひしおのきせき と麺屋うらた― 醤油の香りを味わう淡麗ラーメン
自由が丘駅近くに「ひしおのきせき」という少し気になる名のラーメン店があります。中央口から南口へ抜ける踏切脇、線路沿いの通りにあり駅からすぐ。落ち着いた雰囲気で、電車の音を聞きながら食事でき、ついまた足を運びたくなる店です。
◎ 自由が丘でランチ:手軽で早い、駅近の牛丼チェーン― 松屋 自由が丘店 ―
今回初めて利用した有名な大手の牛丼チェーンですが、牛丼以外の品目も広く安く準備されています。コンパクトな店内は床を持ち上げたデザインになっていました。
今朝の出勤時に見ました。道端の緑の中に白い星のような花がまとまって咲くのを見つけました。細い葉の間から数輪の花が咲くこの花は、水仙、とくに房咲き水仙。ヒガンバナ科スイセン属で、原産は地中海沿岸とされています。
◎ 植物の名は クサノオウ(草ノ王)、学名は Chelidonium majus
阿佐ヶ谷の古い木造アパートの脇で、小さな黄色い花を見つけました。四枚の花びらが開いた可憐な花で、茎やつぼみには細かな毛、葉は深く切れ込んでいます。この植物はクサノオウ(草ノ王)。学名Chelidonium majus、ケシ科の野草です。
◎トランプ大統領はなぜ「もう要らない」と言ったのか――青山繁晴氏の動画から見える中東情勢
今回の青山繁晴氏の説明にはかなり説得力があると感じました。とくに、トランプ大統領は自分の読み間違いに気づき、イランでの戦争をこれ以上広げず、できれば止めたがっているのではないか、という見立ては私も正しいように思います。
◎ ホルムズ海峡の緊張と金融市場 ― 石油ショックと「プライベートクレジット問題」
最近の国際情勢ではイランを巡る軍事衝突が報じられ、米国やイスラエルが軍事的に優勢とも伝えられています。しかし問題は戦闘よりも、ホルムズ海峡をタンカーが安全に通航できない状況です。長期化すれば石油供給が揺らぎ、世界経済に大きな影響が出る恐れがあります。
◎ プライベートクレジット問題とは何か ― 次の金融危機は「静かに進む」のか ホルムズ海峡封鎖に続く次の世界経済の問題
プライベートクレジット市場は、銀行規制の強化で融資が難しくなった中堅企業に対し、投資ファンドなどが代わりに資金を貸す形で拡大しました。しかし最近は景気減速の中で返済不能が増え、不良債権が広がるのではないかという懸念が出ています。
② 一般患者さん向けの眼科の話題
◎ 片眼を失うと、視覚の働きはどのように変わるのでしょうか。
片眼を失い機能的に片眼視となると、視覚はどのように変わるのでしょうか。外傷や網膜疾患、緑内障などで片眼視になる患者は少なくありません。医学研究では、その視覚特性を心理学や神経科学、リハビリ医学など多分野から調べています。
◎ 2、3月は血糖値が高い…冬の「乱視」には要注意 糖尿病網膜症を解説(日刊ゲンダイ自著記事)
糖尿病網膜症は高血糖で網膜の細い血管が傷つき、出血やむくみを起こす病気。初期は痛みがなく気付きにくいが、視界のかすみ、細かい文字の見えにくさ、暗所での見えづらさ、飛蚊症などの違和感が手掛かりとなります。
◎ 乳児虐待と網膜出血 ― 「茨木AHT事件」事件判決を前に考える医学と司法 (自ら弁護に立った事件では無罪判決をいただきました)
乳児虐待は古くから研究され、骨折や頭蓋内出血と並び網膜出血が重要な所見とされてきました。1970年代には乳児を激しく揺さぶることで脳や眼に障害が生じる「揺さぶられっ子症候群」が提唱され、硬膜下出血・脳障害・網膜出血の三徴が知られるようになりました。
最も多く処方されるプロスタグランジン系の緑内障点眼液の副作用に瞼が黒っぽくなるというものがあります。点眼後にこまめに拭き取るか、或いは点眼薬をベータブロッカーなどに代えるなどの市道がなされます。
◎ 5歳児に「軽い遠視」があるとき、眼鏡は必要? ―検査で+2.0Dと言われた場合の考え方―
遠視があるといわれると親は眼鏡が必要か?という疑問を持ちます。その答えを纏めました。斜視がなく、裸眼視力が左右ともによくて、+2.0程度までの遠視ならば、経過観察が前提ですが正常範囲と説明してよさそうです。
◎ 冤罪のない社会を目指して ― Project Innocence Japan 報告会に参加して
2026年3月15日、私は「Project Innocence Japan」の報告会に参加しました。乳児虐待症候群に関する裁判で弁護側参考人を務めた経験から、医学と司法の関係を改めて考え、秋田真志弁護士らの活動を直接知りたいと思ったためです。
◎ アレジオン眼瞼クリームとは ― 花粉症の新しい治療法(まぶたに塗るアレルギー薬)
春先は花粉などによるアレルギー性結膜炎で、目のかゆみや充血に悩む人が増えます。従来は点眼薬が中心でしたが、2024年にまぶたへ塗る新薬「アレジオン眼瞼クリーム」が登場しました。有効成分エピナスチンがヒスタミン作用を抑え、かゆみや充血を和らげます。
◎ 緑内障手術は「眼圧の1日の揺れ」も減らすのか?との質問を受けました。
近年、低侵襲な緑内障手術MIGSが広く行われています。安全性が高い一方、眼圧下降効果は穏やかとされます。しかし最近の研究では、OMNIシステムなどを用いたMIGSで平均眼圧だけでなく日内眼圧変動も有意に減少する可能性が報告されています。
③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題
◎ 病的近視でなぜ「眼球が後ろに膨らむ」のか ― 遺伝子解析で見えてきた新しい原因 ―(新論文紹介)
日本人の病的近視患者264人を対象に、超広角OCTやMRIなどを使って正確に後部ぶどう腫を診断し、その上で血液からDNAを取り出して遺伝子解析を行いました。その結果、数千の遺伝子変異の中から、特に注目される遺伝子群が見つかりました。それが「コラーゲン」に関連する遺伝子です。
◎ 多発性硬化症を見分ける新しい手がかり ―エプスタイン・バーウイルス抗体の可能性―:新論文紹介
従来は除外的な方法でのみ診断されてきた多発性硬化症(MS)に対して、これがあればMSという診断ができる抗体が見つかったようです。視神経炎の診断も大きく変わりそうです。
◎ 世界のコンタクトレンズ処方動向と日本の現在とこれから ―堀裕一先生(東邦大学)の記事紹介
今回の調査から、日本の特徴として、①使い捨てレンズの多さ、②トーリック・多焦点レンズの少なさ、③ハードレンズの比較的高い使用率が明らかになりました。一方、世界では強膜レンズの普及が進み、より高度な視機能の改善が可能になっています。
◎ Terson症候群の「第三の仮説」―急激な静脈圧ショックで起こる眼内出血という説
テルソン症候群の眼内出血はどこから来ているのか?というのは100年を超える論争の的でした。乳児の虐待性頭部外傷の眼内出血について考えるうちにこの仮説にたどり着きました。
◎ 脳のネットワークから見えてきたADHDの3つのタイプ ― MRI研究が示す新しい理解
この研究によって注意欠陥・多動性障害(ADHD)は脳ネットワークの違いから大きく3タイプに分けられました。①感情調節が難しい重症混合型(内側前頭前野の変化)、②多動・衝動型(前帯状皮質の変化)、③不注意型(上前頭回の変化)です。MRI研究により、それぞれ異なる脳回路の特徴が示されました。
④ ビジュアルスノウ症候群、神経眼科関連
◎ 眼瞼痙攣関連: 日本におけるニューロモジュレーション疼痛治療の現状 ―慢性疼痛研究と眼瞼痙攣の理解のための参考情報―
脳表面からの磁気刺激で慢性疼痛に対抗するといったニューロモジュレーション治療法が述べられています。これは眼瞼痙攣にも用いられる可能性がありそうです。
◎ 双子姉妹に同時にみられた「ビジュアルスノウ症候群」;症例報告の紹介
単なる症例報告ではありますが、ポーランドの眼科雑誌に双子姉妹に同時にビジュアルスノウ症候群が現れたという興味深い症例報告が掲載されました。一卵性双生児での報告はほとんどなく、この疾患の理解に示唆を与えるものです。
◎ ビジュアルスノウ症候群研究の最近の進歩 ―脳の視覚ネットワーク異常として理解が進む―
ビジュアルスノウ症候群は、視野全体に砂嵐のような点が見え続ける症状で、古いテレビの「砂嵐画面」に似ています。残像(パリノプシア)、光過敏、夜間視力低下、エントプティック現象の増強などを伴うことがあります。眼科検査やMRIでは異常が見つからないことが多く、かつては「気のせい」と扱われることもありましたが、近年では視覚情報を処理する脳のネットワークの異常として理解され始めています。



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