清澤のコメント:眼科領域の論文雑誌ではないのですがhealthcare(Impact IF of Healthcare is 2.194)に、「強い運動中に眼圧は低下している」というこの論文が出ていました。自転車型のエルゴメーターで安定的な有酸素運動負荷を加えて、眼圧は接触型の眼圧計(ハンドヘルド眼圧計 、iCare: TA01i、ME Technica、東京、日本)を使っています。
:異なる運動強度での有酸素運動中の眼圧変動
https://doi.org/10.3390/healthcare10071196公開日: 2022 年 6 月 26 日
概要
眼圧 (IOP) の変化に対するさまざまな有酸素運動強度の影響を調べた研究はほとんどありません。これは、緑内障や糖尿病性網膜症を合併する糖尿病など、IOPまたはその変動によって影響を受ける眼疾患にとって重要である可能性があります。健康な被験者の眼圧に対する低強度、中強度、および高強度の運動の影響を調査しました。18人の健康な男性被験者で最大下心肺運動試験を実施し、最大酸素摂取量を計算しました。次に、被験者は 30%、50%、70% で 20 分間運動しました ·VO 2最大酸素摂取量を測定し、IOP を安静時および運動中 5 分ごとに測定しました。酸素摂取量は、正確な運動強度を維持し、運動負荷を調整するために、運動中に呼気ガス分析器を使用して監視されました。運動中の酸素摂取量は、安静時よりも 5 ~ 20 分のすべての強度で有意に高かった。IOP は、安静時よりも 5 分から 20 分の 70% の運動強度で有意に低かった。IOPと・VO2の間には負の相関が存在した。IOPは、低強度および中強度の運動中は変化しませんでしたが、高強度の運動中は安静時と比較して大幅に低下しました. 安静時の眼圧低下にはβ遮断薬など様々な要因が関与していますが、運動時の眼圧低下には別のメカニズムが関与しています。 全文を見る
Kawae, T.; Nomura, T.; Iwaki, D.; Nakashima, Y.; Fudeyasu, K.; Kataoka, H.; Ishiguro, T.; Kimura, H. Intraocular Pressure Fluctuation during Aerobic Exercise at Different Exercise Intensities. Healthcare 2022, 10, 1196. https://doi.org/10.3390/healthcare10071196
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