全身病と眼

[No.1329] 物が二つに見える甲状腺眼症とは

清澤のコメント:甲状腺眼症を含む眼疾患に関する若倉正登先輩の解説記事が時事通信から配信されている。通常の眼科医でも甲状腺疾患は見るが、その道の名人もいることは眼科医仲間では知られるところでもある。勝手に名前を出すわけにもゆかないが、原宿のO眼科病院では昔からI先生らが甲状腺治療で知られる病院と連携してこの疾患を多数扱っている。東京医科歯科大学で非常勤講師もされていた先代の大先生に、「外眼筋の癒着を丁寧に剥がして眼位を整える」のだとその特殊な斜視手術の指導を受けたのを思い出す。また米国のウイルズ眼科病院の神経眼科医は、甲状腺性視神経症で圧迫の強い例に出会うと、金曜午後でも眼形成外科に緊急手術を要請していた。東京銀座のOクリニックのK先生らは、最新の米国仕込みの眼科形成眼科の立場で眼窩減圧術などの手術も手掛けている。

若倉先生が記事でいう通り、甲状腺眼症を得意として扱う眼科医は少ないから、自分の担当医に相談してみても良いだろう。もし受診して聞いてくだされば、私からも適切な医師を紹介申し上げよう。さて、若倉先生の記事(ことに後半部分を)を抄出してみる。⇒https://news.yahoo.co.jp/articles/4173cac97dccc6854a356c0306d8372d3367fd2e?page=1

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全身の病気が目に現れる ~部位により自己免疫疾患も~

配信

時事通信

図1

 ◇新たな薬の登場

 ◇像が二つ「複視」に注意

 ◇甲状腺眼症を扱う医師が少ない

図2

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