社会・経済

[No.1471] ウクライナ:テレ東から

清澤のコメント:ウクライナ戦争はまだ続く模様。

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NATOからの戦車供与の前に行おうとしたロシア軍の春の大攻勢が不発に終わろうとしているのだろうか。ロシア軍は20万人を超える兵員をすでに失っているらしい。将校の損失も大きく、兵士の質も低下している。ワグネルとロシア正規軍の対立も見られる。ウクライナの制空権奪還のために、ウクライナは戦車の次にF16などの戦闘機供与を求めており、NATO側は時期はともかく戦闘機の供与も決断しているかもしれないと解説している。

ロシアは中国に従属する方向か?西側には、ロシアがそもそも戦争を始めることはないという固定観念があった。ジョージ・ケナンが例外的だった。オバマ政権はグルジア問題の後、ドンバス侵攻でも融和策をとった。これが、ロシアにアメリカとNATOは実力行使をしないと思わせた。抑止をどう作用させるか?が大切。今回、崩れ行くロシアに新興で反覇権国である中国が組み、現在の覇権国米国に対抗するという構図。グローバルサウスに対する中国のアピールだ。NATOは再軍備に向かった。弾薬の消費量も多い。ウクライナは1日5000発、ロシアも20000発。米国武器のプライマリーサプライヤーは5社。しかし長期の安定的消費がないと兵器の増産はしにくい。

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