清澤のコメント:ドライアイを説明する文言を検討してみました。先ずは症状と検査です。ドライと言いますが刺激性の流涙を訴えることも少なくありません。シェーグレン症候群など重症で稀なものもありますが、一般に中年以降では非常に多い疾患です。
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ドライアイは涙の量や涙の質が低下することで、さまざまな目の不快感を引き起こす病気です1。主な症状は以下の通りです12:
- 目の乾き感
- 異物感
- 目の痛み
- まぶしさ
- 目の疲れ
- 物がかすんで見える
- 目に不快感がある
- 目が痛い
- 目が赤い
- 目が重たい感じがする
- 涙っぽい感じがする
- 目がかゆい
- 光を見るとまぶしい
- 目がごろごろする
- 目ヤニが出る
これらの症状は人によって異なり、その程度もさまざまです1。
- シルマーテスト:まぶたに細長いろ紙をはさみ、涙が普段どの程度出ているのか、その分泌量を計ります4。
- BUT(涙液層破壊時間)測定:10秒間まばたきをしないで、目の表面の涙の状態を観察します。まばたき直後は、涙の膜が均一に角膜表面を覆っていますが、時間がたつにつれて涙の膜が壊れて角膜が露出する部分ができてしまいます。これが起こるまでの時間を涙液層破壊時間 (BUT)といいます3。
- フルオレセイン角膜染色:傷ついた目の表面が染まる色素を使い、目の表面を観察します3。
これらの検査結果と患者さんから聞いた症状をもとに、医師はドライアイかどうかを診断します。治療については次回お話しします。1234
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