眼瞼痙攣

[No.1722] 眼科手術術後に不快感が取れない:ひょっとして眼瞼痙攣(blepharospasm)では?

   眼瞼痙攣を疑う患者さんに聞く質問には、①精神科医に掛かっているか?いるとすれば、精神科からもらっている薬剤にベンゾジアゼピン系の物がないか?という質問をします。この質問は薬剤性眼瞼痙攣を除外するものです。これとともに、眼瞼下垂手術や白内障手術がこの疾患の発症に関連していないか?というものがあります。

 若倉先生は、これらの様な例があることに古くから言及されており、私もそのような例が比較的多く隠れていることに気が付いています。

 しかし、GPT4に聞くと、「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)は、眼瞼が不随意に閉じる病気で、主に眼瞼を閉じる筋肉である眼輪筋の両側性の強直間代性収縮によって引き起こされます。私の知る限り、眼瞼痙攣が眼瞼手術(例えば眼睑下垂手術)や白内障手術と関連しているという特定の情報は見つかりませんでした。」との答えが出てきました。そのような症例をまとめて記載しておく必要がありそうです。

 そのような例では、おそらく眼瞼痙攣が先行して存在し、その不快感を改善しようとして眼瞼や水晶体の手術まで受けたが、当初の訴えは取れていないという事なのでしょう。

 眼瞼下垂や白内障術後で目の不快感が取れないという患者さんでは、眼瞼痙攣の有無を判定する諸テストを行うことができます。そのような訴えの患者さんのご来院をお待ちいたします。

メルマガ登録
 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。