眼瞼痙攣

[No.2386] 眼瞼痙攣の極型としての眼球使用困難症

眼瞼痙攣は頭頚部ジストニアに含めて捉えられており、自分の意思で目を開いていることができないことをその主な症状とします。その症状は①非随意的で強いな閉瞼を主とする運動症状、②羞明や眼痛を含む感覚過敏症状、そして③精神的な気分の落ち込み(鬱)を主とする精神症状を含みます。この中で②の感覚過敏がとても強くて、「一日中暗くした部屋に閉じこもる」に至り、眼球自体に病変が見いだせないにも関わらず実質的に光の感覚器としての目を使うことができないものを若倉雅登先生は眼球使用困難症候群と呼んでいます。

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若倉先生は:

救済されない日常生活の不自由
~「眼球使用困難症」をめぐって~第10回で、次のように述べています。

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