[No.2430] 眼瞼痙攣の羞明を抑える遮光眼鏡について説明します

遮光眼鏡blackout glassesについて詳しく説明します。

遮光眼鏡の原理と効果

遮光眼鏡は、まぶしさを軽減するために特別に設計されたレンズを備えた眼鏡です。以下に遮光眼鏡の原理と効果を説明します。

1. 原理:

   • 遮光眼鏡は、主に500nm以下の短波長光（紫外線と青色光線）を効果的にカットする特殊なカラーフィルターレンズを使用しています。
   • これにより、まぶしさの主要な原因である青色光を遮断し、視界を快適に保ちます。

2. 効果:

   • まぶしさを軽減: 遮光眼鏡は、屋外でのまぶしさや太陽光の強い環境で目を保護します。
   • コントラストの向上: 遮光眼鏡は、散乱した青色光をカットするため、視界のコントラストを高めます。

遮光眼鏡と普通のサングラスの違い

遮光眼鏡と一般的なサングラスの違いは次のとおりです。

• 遮光眼鏡:

  • まぶしさを感じる方々に有効。特に網膜色素変性症などの視覚障害を持つ方々、眼瞼痙攣で羞明のため開瞼維持が困難な方にも適しています。
  • 青色光をカットしてくっきりとした視界を提供します。
  • ただし、多少高価で、専門的な処方箋を必要とする場合があります。

• 一般的なサングラス:

  • 主にファッション性を重視。まぶしさの原因となる光だけでなく、明るさを感じる光もカットすることがあります。
  • 遮光眼鏡ほど青色光をカットしないため、まぶしさの軽減効果は限定的です。

メーカー

日本では、東海光学株式会社の「EyeLife」ブランドが遮光眼鏡を提供しています。また、和光株式会社や朝倉メガネも遮光眼鏡を取り扱っています。世界的には、ドイツのエッシェンバッハ社が世界基準のFL-41タイプの遮光眼鏡を、常用の眼鏡の上から重ねて使用できる度なしオーバーグラスタイプ製品として作成しています。

遮光眼鏡は、まぶしさを感じるすべての方に有効であり、特に屋外でまぶしさを感じる場合や夜間運転時の対向車の光によるまぶしさを和らげることができます。ただし、効果は個人により異なるため、適応しない場合もありますのでご注意ください。

眼瞼痙攣用、まぶしさを軽減するFL-41遮光眼鏡について