眼瞼痙攣

[No.323] 何時開いても眼瞼痙攣の新しい記事が出ているブログを目指します

清澤のコメント:自由が丘「清澤眼科通信」では毎日勉強していつ開いても眼瞼痙攣に関する最新の情報が加えられているといったブログを目指しています。眼瞼痙攣以外の神経眼科疾患の話題、小児眼科の話題、そしてもっと広範に眼科及び医療一般の話題も気が付けば取り上げます。そして、日刊ゲンダイの記者さんには眼科や医療情勢に関する旬な話題を随時提供させていただいています。(教えて清澤先生、みんなの眼科教室https://hc.nikkan-gendai.com/series/3994を参照ください)

 このほかにウクライナ問題に代表されるような世界の社会経済の話題にも興味を広げてゆきます。最近で言いますと、フリートラックコンボイはカナダの首都機能と国境の道路機能を麻痺させ、国民の政府に対する不満が暴発したかのようです。国内のコロナウイルス蔓延は収まらず膨大な新規患者数と重症病床の不足が報じられていますが周りに罹患したという話は全く聞きません。

 さてさて、明日からの毎日はどうなってゆくのでしょうか?

 ボトックス施注枠が開院3か月を過ぎて多少タイトになってきましたので、清澤眼科では火曜の午前にもボトックス施注予約枠を新たに開くことにしました。従来は木曜午後枠と、土曜の午前枠及び午後枠でした。

本日の話題として、次の記事を紹介しましょう。

額の筋肉を理解する。皺眉筋と前頭筋の関係、およびそれがボトックス注射にどのように関係するか。(Dr Jordan Rihaniの記事を参考に)

注射に関連する額の解剖学的構造について:注射する医師は眉を落とさずに持ち上げたいと思っています。

 額のより大きな筋肉である前頭筋は、実際には眉を持ち上げる唯一の筋肉です。これにボトックスが注入された場合、眉を上げることができるものは何もありません。筋肉は、頭頂部の皮膚と骨(頭蓋骨)の間の層で始まり、帽状腱膜として知られています。

前頭筋はその帽状腱膜と連続しているので、疎性結合組織の上にあります。これにより、筋肉のスムーズな動きが可能になります。

表情を作り出すために前頭筋がどのように皮膚に入っているかは、眉のレベルで皮膚に挿入があります。これらは、眉のほぼ全体に広がります。

皺眉筋は、眼窩の縁に沿ったミドルブロウのすぐ下の骨から始まります。この筋肉は眉を内側に引き下げます。挿入は眉の高さ、通常は眉の中点付近の皮膚に入ります。(図の趨鼻筋:コルゲーター)

では、前頭筋を注入せずに、コルゲーター全体を注入するには?この2つはすべて皮膚の一点で出会います。では、前頭筋をあまり使わずにできるだけ多くの皺眉筋を注射するためのヒントは?

皺眉筋(および鼻根筋)に注入するためのヒントは:

  1. 患者を見て、彼らが彼らの筋肉を動かすのを見てください。骨格筋の位置を確認し注入します。
  2. 骨に沿った筋肉の起点でより多くのボトックスを使用し、コルゲーターの尾に向かっては少なく使用します。
  3. コルゲーターの尾に沿った表面注射の場合は、表面を維持し、筋肉が最大限に引っ張られている場所をターゲットにします。周囲の前頭筋への広がりを最小限に抑えるために、この注射を他の注射部位よりわずかに少なく。表面の繊維だけを捕らえ、ボリュームを最小限に抑えます。
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