眼瞼痙攣

[No.1244] 喉頭ジストニアの臨床管理におけるボツリヌス神経毒療法:新しい論文紹介

清澤のコメント:喉頭ジストニア (LD)、または痙攣性発声障害 (SD) は、喉頭に影響を与える慢性的な焦点運動障害です。それは主に、発声と発話の本質的な機能を妨げます。今回、声帯の痙攣を論じた総説で私たちの片側顔面けいれんの論文(末尾)が引用してもらえました。その総説論文の要旨を採録します。)ジストニアについては日本にも(https://www.neurology-jp.org/guidelinem/dystonia/dystonia_2018.pdf)に神経学会が作った診療ガイドが掲載されており、その15章に咽頭ジストニアが記載されています。日本でも声帯にボトックスを投与する治療を行っている耳鼻科医が居ます。私は患者さんとお話をして必要な場合には個別に紹介をしています。

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◎ 喉頭ジストニアの臨床管理におけるボツリヌス神経毒療法

ウィニー・ヤン(音声研究所、医学および健康学部、シドニー大学、キャンパーダウン、NSW 2050、オーストラリア)
毒素 202214 (12)、844; https://doi.org/10.3390/toxins14120844
受領日: 2022 年 11 月 7 日 / 改訂: 2022 年 11 月 26 日 / 承認済み: 2022 年 11 月 28 日 / 公開日: 2022 年 12 月 1 日

概要

喉頭ジストニア (LD)、または痙攣性発声障害 (SD) は、喉頭に影響を与える慢性的なタスク固有の焦点運動障害です。それは主に、発声と発話の本質的な機能を妨げます。LD は患者の効果的なコミュニケーション能力に影響を与え、患者の生活の質を著しく低下させます。ボツリヌス神経毒は、40 年前に LD 治療の治療薬として初めて使用され、現在も LD 治療の標準治療となっています。この記事では、LD の管理におけるボツリヌス神経毒の臨床応用の概要を説明し、この障害の分類、その病態生理学、臨床評価と診断、喉頭筋電図検査の役割、治療注射技術の概要に焦点を当てています。さまざまな手続き的アプローチの説明、

片側顔面痙攣患者の視床におけるグルコース代謝亢進:自著論文紹介

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