白内障

[No.1832] 後発白内障:白内障術後に視力が再度下ったら:

清澤のコメント:白内障手術をして良い視力が得られていたのに、再び下がったという患者さんが来ました。人口水晶体の後ろに残っている後嚢にわずかの濁りが出ています(細隙灯顕微鏡の写真)。今日はこの後発白内障after cataract(アフターカタラクト)について説明してみます。

後発白内障は、白内障手術後に、手術で取り除かれた水晶体の残りの部分(後嚢)が数か月から数年後に濁ってくる病気です。症状としては、白内障術後の視力低下、かすみ目、光のまぶしさなどがあります。原因としては、手術時に残った水晶体の残りの部分が濁ってくることが挙げられます。若くて体力のあるような、体の代謝が盛んな人により出やすいように私は感じています。蓄積される物質はレンズ固有のタンパク質であるクリスタリンなどではないかと思いましたが、それが何であるのかは調査の限りでは明言されてはいませんでした。治療法としては、レーザー治療で残って曇りの出た後嚢を切開する方法があります。これにはミドリンPで散瞳してからYAG レーザーで後嚢を切開します。日常的に白内障手術をしていて、この機械を持っている施設であれば散瞳処置後30分くらいでその処置は外来処置で済みます。治療効果としては、視力が手術直後の値まで向上し、手術後に再発する再発率は低いです。予後については、治療法によって異なりますが、多くの場合は良好な結果が得られます。

(散瞳して通常のカメラで前眼部を撮った写真)
(1)  後発白内障とは?症状と原因、治療法などを解説 | 日本白内障 …. https://j-crs.com/occult-cataract/.

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