社会・経済

[No.3677] 世界情勢の裏側に迫る:トランプ元大統領とイラン核施設「攻撃」の真相:とは

青山繁晴氏の動画:ぼくらの国会、からの抜粋です。

世界情勢の裏側に迫る:トランプ元大統領とイラン核施設「攻撃」の真相

自由が丘清澤眼科院長の清澤です。今回は少し視点を変えて、青山繁晴氏の動画「ぼくらの国会」から、世界の安全保障情勢に目を向けてみたいと思います。20256月、トランプ前大統領が関与したとされるイラン核施設攻撃に関する驚くべき舞台裏が報道され、専門家の間でも注目を集めています。

ノーベル平和賞を「戦争」で狙う?

ドナルド・トランプ前大統領が「ノーベル平和賞」を強く望んでいたことは周知の事実です。かつて米朝会談でも成果を主張しましたが、賞には結びつきませんでした。トランプ氏は「オバマ氏が演説だけで平和賞を得たのに、自分は何をしても評価されない」との不満を抱いていたようです。

その心境の中で、彼は今回、軍事行動をもって世界の安全保障に影響を与えるという、まさに逆説的な「平和賞戦略」に転じたと解説されています。

米イランの「裏合意」と見えざる芝居

注目されたのはイランに対する攻撃です。報道ではトランプ氏主導のもと、イランの核関連施設が破壊されたと伝えられましたが、実はこの攻撃には事前の裏合意があった可能性が高いとのこと。

イランは事前に、米軍の空軍基地(カタール)に対する「報復攻撃」を予告。その基地はすでに無人で、結果的に人的被害は最小限にとどまりました。米国もこの攻撃を了承していた可能性があり、両国の面子を保つための演出だったのではないか、というのが解説の核心です。

事前に搬出されていたウラン

さらに驚くべきは、攻撃対象となったイランの「フォルド核施設」に、実は濃縮ウランがなかった可能性がある点です。IAEA(国際原子力機関)の観測でも、放射線量に変化が見られなかったことから、ウランは事前に別の場所へ移送されていたと見られています。

この事実を米国側も把握していたとすれば、攻撃はまさに「空撃ち」であり、目的は破壊そのものではなく、国際社会に対するメッセージだったと解釈されます。

北朝鮮にも波及する抑止効果

この攻撃では、米軍が地下施設貫通型爆弾「GBU-57」を使用。これは深い地下要塞にも到達し得る兵器であり、北朝鮮や他の核開発国に大きな衝撃を与えました。表向きは停戦でも、裏では強い抑止力がはたらいているということです。

世界の「透明な戦争時代」に突入

トランプ氏の政治手法は、ある意味で非常に「透明」です。彼は裏で話をまとめながら、表では派手に攻撃を行い、国民と国際世論にアピールします。今回のイラン攻撃も、軍事力を使いながら「平和への貢献」を主張する、極めて現代的な戦略でした。

今後も日本を含む東アジア、特に北朝鮮や中国をめぐる動きにおいて、このような芝居が繰り返されるかもしれません。目の健康と同じく、私たちの日常の「安全」もまた、日々見えないところで支えられているのだと感じさせられます。

(自由が丘清澤眼科 院長・清澤)

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