社会・経済

[No.410] 2022念3月10日あれこれ

清澤のコメント:世の中はいかにも落ち着かない:東日本大震災以来の「今、あなたは歴史の変換点を見ている。」

◎3月10日:韓国大統領選2022【まとめ】野党ユン氏当選 5年ぶり保守政権へ

〇 3月11日;チェルノブイリ原発の使用済み核燃料は電源供給なしで熱除去可能 IAEA(2022年3月9日)

 

●3月10日:中国商品業界の「大物」、ニッケル相場急騰で巨額損失に直面-関係者:ニッケルの暴騰は大手生産者の踏み上げであったという事

・青山控股集団の創業者、項光達氏は大規模なショートを積み上げ
・価格急騰を受け、LMEは少なくとも8日中のニッケル取引を中止
(注:この翌日金や石油が大暴落)

 

● 米消費者物価、2月7.9%上昇 40年ぶり高水準、インフレ加速

米国国旗の星条旗=2018年1月、高本耕太撮影

 米労働省が10日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で7・9%上昇と1982年1月(8・4%上昇)以来約40年ぶりの高水準となった。1月(7・5%上昇)から物価上昇(インフレ)がさらに加速した。ウクライナ情勢の緊迫化や供給網の混乱を背景に、米国のインフレ圧力が一段と強まっていることが示された。

● 原発も世代交代を迎えている。「俺たちの孫の世代までこのまんま。もう、戻ってはこねぇべぇ……」

震災前を知り、震災を体験し、そして震災後の苦境に立ち向かってきた熟練の世代が、一線を退いていく。福島第一原発の事故は明らかに次世代、そのまた次の世代へ負の遺産として引き継がれていくことになる。そして震災前と同じ景色を再びみることなく去っていく世代。そんな彼らが会話の中でつぶやいたこんな言葉が、いまの時代を象徴していた。

「あれから10年が過ぎてまさかロシアが戦争を起こすとは思わなかった。それで逃げているウクライナの人たちをみると、思い出すんだ。原発事故というよりも、襲ってくる津波から逃げまわっていた自分たちの姿をよ。本当にあの人たちもかわいそうだよ」

どうにもならない巨大な力に傷ついた人たちが重ね合わせることのできる、11年後の言葉だった。

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