【自由が丘清澤眼科の近くにあるAED設置場所を確認しました】
本日、目黒区医師会より届いた郵便物に、心肺蘇生法(CPR)についての啓発ポスターが同封されていました。医療現場の最前線に立つ私たち医師にとって、こうした情報は日々の診療に直結するものです。特に街中や診療所内で突然の意識消失、呼吸停止といった緊急事態に出くわす可能性もある私たちには、再確認すべき大切な内容です。
心肺蘇生法は、心臓が突然停止したと疑われるときに行われる救命措置で、次の3つのステップが重要です。
① 119番通報とAEDの手配
② 胸骨圧迫(心臓マッサージ)
③ AED(自動体外式除細動器)による電気ショック
この中でもAED(自動体外式除細動器)は、心室細動という不整脈の一種に対して、電気ショックで正常なリズムを回復させる重要な装置です。近年では駅や公共施設、銀行、病院、さらには学校など、地域のあらゆる場所に設置されるようになっています。
そこで、私たちの診療所がある**自由が丘1丁目25−9(自由が丘清澤眼科)**の周辺に、実際にAEDが設置されている場所がどこなのかを調べてみました。
【自由が丘清澤眼科の周辺でAEDがある場所】1と2は同じ建物。3は現在医院近くに移転してきています。このほか隣のみずほ信託銀行も設置施設にリストアップされています。
1. 自由が丘住区センター(目黒区立施設)
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住所:目黒区自由が丘1-24-12
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AED設置場所:1階 風除室内
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利用可能時間:8:30~21:00(年末年始・祝日を除く)
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清澤眼科から徒歩2分ほど。時間帯も長く利用可能で、最も頼れる施設のひとつです。
2. 自由が丘老人いこいの家(目黒区立施設)
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住所:目黒区自由が丘1-24-12(住区センター併設)
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AED設置場所:1階事務室内
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利用可能時間:9:00〜17:00(平日・祝日を除く)
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高齢者向け施設ですが、誰でも緊急時に利用可能です。
3. みずほ銀行 自由が丘支店
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住所:みずほ銀行 自由が丘支店 ·
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AED設置場所:店舗内(銀行営業時間内)
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自由が丘駅北口から来た100メートル(仮店舗)。商業施設としても心強いポイントです。
【日常の中にある「もしも」への備え】
心停止は予告なしに起こります。そして、心肺蘇生やAEDの使用が1分遅れるごとに、救命率は約7〜10%ずつ低下すると言われています。診療中にもし近隣の方が倒れたら、119番通報とともに、こうした地域のAED設置場所を正確に把握しておくことが、医師としても、市民としてもとても大切だと再認識しました。
また、診療所内にもAEDを設置する必要性も感じます。当院には現在AEDがありませんが、将来的には導入を検討していく予定です。
【まとめ】
心肺蘇生法におけるAEDの重要性を再確認し、地域のAED設置場所を調べてみたことで、より安心・安全な診療環境の確保に一歩近づいたように感じます。この記事をご覧いただいた皆さんも、ぜひご自身のお住まい周辺でのAED設置場所を一度確認してみてください。
特に自由が丘駅周辺には、公共施設や銀行など、頼れる場所がいくつかあることがわかりました。突然の「もしも」に備えること、それもまた地域医療のひとつの柱であると考えています。
自由が丘清澤眼科 院長 清澤 源弘
(記事中の施設情報は2025年8月現在のものです)
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