白内障

[No.169] 新型コロナワクチンが腋窩リンパ節に炎症を起こす:旧記事採録

今年もコロナに開けコロナに暮れようとしています。そこで、私の関与した今年の日刊ゲンダイ掲載記事集を見ていました。新型コロナの意外な副反応という記事が上位にありました。ワクチンが炎症を起こし、腕が腫れることがあります。腋窩リンパ節に炎症性のリンパ球が集積するので、ワクチン投与直後にPETやマンモグラフィーなどのがん検診を受けると、あたかも乳がんの転移が脇の下に起きているかのような画像になるという話です。

本年9月に私は、南砂町の清澤眼科医院の院長を退職してそこでの外来数を減らし、郡山の南東北病院で、水曜日の診療を入れていただきました。その初日に核医学を専門にしておられ、東北大学時代から親しくさせていただいている窪田和雄先生と一緒に新幹線で帰宅させていただきました。その時に伺ったのがこの話題でした。その後、自由が丘の診療に集中する為、10月末で南東北病院での眼科診療を終了とさせていただきました。この間に温かく迎えてくださった南東北病院の職員及び患者の皆様方に深く感謝しております。

関連論文から:

2021年7月22日

COVID-19ワクチン接種後の乳房画像における腋窩リンパ節腫脹の発生率

JAMAoncol。2021; 7(9):1395-1397。doi:10.1001 / jamaoncol.2021.3127

乳房画像におけるCOVID-19ワクチン接種後のワクチン誘発性リンパ節腫脹は、管理に関する文献対応が進化する中で、メディアの注目を集めています。COVID-19ワクチン接種後の腋窩腫脹に関する患者の自己報告は16%にも上ると報告されました。1全米総合がんネットワークおよび乳房画像診断学会は、可能であれば、2回目のCOVID-19ワクチン接種の4〜6週間後にスクリーニング乳房画像診断をスケジュールすることを検討することを推奨しました。2しかし、COVID-19ワクチン接種後のマンモグラフィ腋窩リンパ節腫脹の実際の発生率、タイミング、および特徴は依然として不明です。

尚、清澤がみたところ、これと同様の報告は2021年12月13日現在、pubmed 上にすでに113件あります。

https://www.kiyosawa.or.jp/uncategorized/70808.html/

 

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