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[No.2565] 竹取物語の深い解説動画です。

清澤のコメント:偶然見つけた動画です。先にお見せするのは後編です。かぐや姫の物語を読むには、単語に隠された暗号を読み取らねばならないそうです。それは個々に教えられても、とても難しいことです。

   ーーー内容の抄出ーーーー

帝は、かぐや姫のことを多くの男を破滅させた女と思っていた。「みやつこまろ」の麿は養父が既に貴族になっていたことを示す。帝がかぐや姫を連れ帰ろうとして寄せた「神輿」は「み腰」に掛かるという。物語は「陰と陽のバランス」を重視する。日本書紀の月(ツクヨミの尊)と太陽(アマテラス大神)は管理する神も違う。その後に帝とかぐや姫の文通が3年続く。かぐや姫の所在が最初は讃岐で、この後に佐野(紀伊、高野山)に移る。樹は家族家柄、草は庶民の隠語。3年が過ぎ、かぐや姫は帝に恋心を抱くに至る。文中の月は暗号でかぐや姫の恋を示す。この話は、ニニギノミコトが天孫降臨の時に出会った此花咲夜姫とイワナガヒメの話に通じる。イワナガヒメの「醜(みにくい)」は「見難い(見えない)」に通じている。両姫は、上昇のエネルギー(栄)と継続のエネルギー(不死)に対応する。不死を渡せる条件は心(魂)が美しいこと。子孫の天皇が不死になれなかったのはイワナガヒメ(巫女)に拒まれたと。かぐや姫が月に帰る8月15日の日付にも意味があり、8は天を。十が天地の重なり、そして5が地上を意味する。帝は死の立ち合いができないので、代わりに2000人の軍(高野山の僧)を送った。別れにかぐや姫は帝に不死の薬を贈った。月は天と地の中間。かぐや姫が「天の羽衣」を着せかけられると地上での記憶を失う。それを待たせてかぐや姫は帝に文を書き、不死の薬のツボを送った。帝は儚んで不死の薬を富士山に戻させた(これは密教の護摩供に相当する)。

この竹取物語の作者は空海だったかもしれない。帝は嵯峨天皇に相当する。清少納言の枕草子には暗号が多い。物語のすみよしは能書家を示し、竹取物語の事だったのだろうという。

注:神話では、天照大御神アマテラスの命を受けて地上世界に降臨した邇邇芸命ニニギノミコト、ホノニニギから求婚を受ける。父の大山津見神はそれを喜んで、姉の石長比売イワナガヒメと共に嫁がせようとしたが、邇邇芸命は醜い石長比売を送り返し、美しい木花之佐久夜毘売とだけ結婚した[2]。父神の大山津見神はこれを怒り、私が娘二人を一緒に差し上げたのは石長比売を妻にすれば天津神の御子(邇邇芸命)の命は岩のように永遠のものになるはずであったのに、木花之佐久夜毘売のみを妻にしたため、木の花が咲き誇るように繁栄はするだろうが、その命ははかないものになるだろうと語った[2]。それで天神の子孫である天皇に寿命が生じてしまったといい、神々の時代から天皇の時代への途中に位置づけられる神話となっている[2]天孫降臨を参照)

前編では、かぐや姫に求婚して失敗した5人の貴人の解説があります。5人の求婚者である貴人は様々に不誠実だった点を暴かれてゆきます。この動画では、その答えが一応述べられますが、かぐや姫が月で犯した罪について、いったい何が罪とされたのかはよくわかりません。

また、『竹取物語』において、かぐや姫が月の世界から地上に追放された理由は、世にいくつかの異なる解釈があります。そのいくつかの説を紹介します。

  1. 求婚者たちへの難題と罪の祓い:

    • 物語の前半では、かぐや姫は多くの求婚者たちに難題を出して断り続けます。この行為により、彼女は自分以外の人々の罪を背負ったと考えられています。
    • また、老夫婦の子を授かりたいという願いを一貫してつき通したことで、かぐや姫は罪が祓えたとされています12
  2. 月の世界での罪:

    • オリジナルの『竹取物語』では、かぐや姫が前世(月の都)で犯した罪を償うために地上に遣わされたとされています。しかし、具体的な罪の内容は明確には描かれていません。
  3. 月の王の命令:

    • 物語の後半で、月からやってきた「王とおぼしき人」が、かぐや姫が「賤しき」老夫婦のもとにいたことを説明します。かぐや姫は「罪の限り、果て」たため、迎えにやってきたとされています。

いずれの解釈も、かぐや姫の謎めいた物語をさらに深く探求する要素となっています。

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