結膜炎・花粉症・ものもらい (結膜疾患)

[No.2012] 霰粒腫と麦粒腫の切開処置について

患者様へ、

私は眼科医で、あなたが現在経験している無菌性の霰粒腫や細菌感染を併せた麦粒腫という物の症状について説明します。これらは、まぶたの中にあり脂を分泌する涙腺が詰まり、炎症を起こすことで発生します。治療法としては、軽症の場合には抗生物質の点眼などのみで治療することもありますが、ある程度大きい場合には切開をお勧めします。まず皮膚を清潔に消毒してから局所麻酔を行い、その後でまぶたの腫れた部分を裏面から切開し、膿を排出します。

この手術は、強い痛みを感じることなく行われます。局所麻酔により、手術中の不快感を最小限に抑えます。切開はまぶたの裏側から行うため、外からは切開の後はほとんど見えません。また、この手術により炎症が和らぎ、あなたの不快感も軽減されます。手術時にばい菌を検査に出します。

手術後は抗生物質を内服し、眼軟膏を塗布します。これらは感染を防ぎ、治癒を促進するためです。眼帯は2時間で外せますまた、これらの薬剤は炎症を和らげ、再発を防ぐ役割も果たします。

この手術は一般的に安全で効果的ですが、全ての医療処置にはリスクが伴います。可能性のあるリスクや合併症については事前にご理解いただきたく存じます。

以上が霰粒腫や麦粒腫の治療についての説明です。何かご不明な点がございましたら、遠慮なくお知らせください。あなたの健康と安心が私たちの最優先事項です。

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