結膜炎・花粉症・ものもらい (結膜疾患)

[No.2381] 花粉症に伴う乳幼児のアレルギー性結膜炎について説明してください。

アレルギー性結膜炎は、ハウスダスト(住まいの中のホコリ)や花粉が原因で起こる目のアレルギー症状です。結膜(白目の部分)はいつも濡れており、露出しているため、アレルギーを起こす物質がくっつきやすく、アレルギー症状を引き起こしやすいのです。アレルギー性結膜炎は、いわゆる「はやり目」のようなウイルス性の結膜炎とは異なり、他人にうつることはありません。

アレルギー性結膜炎の症状には以下が含まれます:

  • 目のかゆみ、痛み
  • 目の充血
  • まぶたの腫れ
  • 目の異物感(ゴロゴロする)
  • 涙が出る
  • 目やにが出る
  • 白目の部分がゼリー状に腫れる
  • 目の周囲の皮膚が赤くなる

症状がひどくなる前に、病院で適切な処置を行ってもらうことが大切です。また、小さなお子さんがアレルギー性結膜炎を起こしている場合、親も仕草や症状に注意を払うべきです。例えば、目をしきりにこすったり、まばたきが多かったりする場合は注意深く観察しましょう。

結膜炎の典型的な外観::

アレルギー性結膜炎:かゆみと充血結膜と眼瞼の浮腫

ウイルス性結膜炎:充血と周期的な痒み流涙の増加

細菌性結膜炎:充血、眼と眼周囲の乾き、粘液性で膿を伴う目脂

治療法や対処法には以下の方法があります:

  1. 抗原除去方法: 原因となるアレルゲンとの接触を避けるため、ゴーグル状の目を覆うメガネをかけることや、手で目を触らないようにすることが効果的です。
  2. 目を冷やす: 症状が軽い場合は、冷たいタオルや保冷剤で目を冷やすことでかゆみを緩和できます。
  3. 薬物療法: 抗アレルギー点眼薬やステロイド点眼薬が使用されます。(小児では成人以上にステロイドが眼圧上昇の原因になり易いので漫然とは使わないようにご注意ください。)
  4. 生活習慣の改善: 身体の調子を整えるために規則正しい生活や栄養バランスに気をつけることが大切です。.

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