トプコン社が第6回日本医療研究開発大賞 経済産業大臣賞を受賞することをプレスリリースで発表しました。この機材(網膜光干渉断層計)は自由が丘清澤眼科でも開院当時からハンフリー自動視野計とともに診療に導入しており、網膜視神経疾患(特に緑内障)の発見と評価に大変役立っています。コンタクトレンズ診療で受信中の患者さんにも一度はこれを撮影して異常(神経線維束欠損)がない場合には、経済負担なしでデータコピーをお渡ししています。新たに、緑内障等の異常が見つかった場合には、以後その患者さんの診療は、緑内障として加療を開始します。
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眼疾患の早期発見に貢献する眼科用光干渉断層計の開発と普及
株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長 CEO:江藤 隆志)は、「眼科用光干渉断層計の研究開発と実用化及び普及」に関して、内閣官房 健康医療戦略推進本部「第6回日本医療研究開発大賞」の経済産業大臣賞を受賞した。8月23日(水)には、首相官邸で表彰式が行われる予定とのこと。
このたび受賞した研究内容である「眼科用光干渉断層計(OCT※1)」は、眼の疾患の早期発見や経過観察に有用な眼底検査の手法の一つであり、世界の眼科診断の現場において広く活用されている。
眼底検査において、眼底の網膜表面を撮影する従来の眼底カメラに対し、OCTは眼底に不可視光を当て、反射した光を解析することで、非侵襲で(身体に負担を与えずに)眼底の3次元立体像を取得できる。
当社(トプコン社)はOCT装置を開発、さらに小型化・フルオート化した製品を上市するなど眼科医療へのOCT装置の普及を進め、患者さんのQuality of Vision※2の維持に貢献したとして表彰されます。
※1 OCT : Optical coherence tomography の略で、光干渉断層計と呼ばれている
※2 Quality of Vision: 視界の質。クリアな視界を保って過ごせること。
【日本医療研究開発大賞について】
日本医療研究開発大賞は、世界の医療の発展に向けて、医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に関して、功績を称えるもので、2017年度より実施されています。
→日本医療研究開発大賞の概要
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/amed/dai6/index.html
【受賞概要】
■受賞対象
「眼科用光干渉断層計の研究開発と実用化及び普及」
■受賞者
株式会社トプコン 代表取締役社長 CEO 江藤 隆志
→受賞者一覧
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/pdf/kaihatsu_taishou_6.pdf
【功績】
従来の眼底カメラの平面情報に加え、眼底の高精細な3次元立体像(断層情報)を非侵襲で撮影できる OCT 装置を開発。緑内障等の眼疾患の早期発見および疾患管理に極めて有用な診断装置となり、眼科医療への急速な普及が進み、患者の Quality of Visionの維持に貢献した。
【受賞した研究の概要】
- 眼底診断のために高精細かつ高速で検査可能な新世代 OCT を世界に先駆けて開発。
日常臨床に欠かせない診断装置として活用され、眼科臨床の疾患管理を格段に向上させた。 - さらに小型化の上、使いやすさを向上させた製品も追加で上市。生産バリューチェーンを構築し、高性能・高品質、経済性を両立させ、全世界への普及を促進した。
- 世界トップの OCT 装置メーカとして、緑内障等の眼疾患の早期発見および疾患管理に極めて有用な診断装置を上市。眼科医療への急速な普及が進み、患者のQuality of Vision の維持に貢献した。
- ーーープレスリリースから抜粋採録ーーーー
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