清澤のコメント:日本眼科医会が発行する「防ごう目のトラブル;コンタクトレンズの眼合併症」という患者さんに交付するパンフレットの見本が届けられました。参考までに要点を書き出してみます。
- コンタクトレンズのリスク。:スポーツでけがをしにくいとか歪みが少ないなどの利点もありますが、角膜を傷つけるリスクもあります。
- コンタクトレンズが眼に及ぼす影響:角膜表面は涙で守られている。涙液の減少によるドライアイは日本に1200万人もいて、「目が乾く」「目の疲れ」などを起こす。ドライアイ用の点眼などをする。
- コンタクトレンズの上から目薬をさしてよいか:点眼は、レンズを外した状態で使うべきです。レンズ上で使うなら防腐剤(ベンザルコニウム)が入っていない点眼液が良い。
- 花粉症のある人のコンタクトレンズは?:コンタクトレンズはアレルギーを悪化させる可能性があります。アレルギー性結膜炎ではコンタクトレンズ装用は中止すべきです。メガネへの変更を勧奨。
- コンタクトレンズ装用中に眼が痛くなった:目に異物が入っている、コンタクトレンズの破損、化粧品や保存液の影響(ことに後で中和するタイプでは)を考えます。
- コンタクトレンズによる角膜感染症:目が赤い、痛い、涙や目やにではすぐにコンタクトレンズを外してください。アカントアメーバや緑膿菌。
- 正しい使い方のおさらい。①手指をきちんと洗おう。②お化粧前に装用を。③レンズはこすり洗いをしよう。④レンズケースはこまめに交換を。装用時間を遵守。処方と定期検査を眼科医で。
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