清澤のコメント:学童における近視の進行を少なくさせるという方法の一つです。眼鏡のレンズを多焦点にするというアイデアに基づくものですが、私の知る限り日本ではまだ発売されてはいないと思います。
2022年05月06日 【バンコク2022年5月6日PR Newswire=共同通信JBN】
*児童の近視進行を遅らせるレンズの長期的有効性の継続を示す強力なエビデンス
HOYAビジョンケアは、米コロラド州デンバーで開催された「ARVO」2022年次総会で、受賞歴のあるDefocus Incorporated Multiple Segments技術搭載のメガネレンズ「MiYOSMART」の6年間の追跡臨床研究結果を発表した。
研究結果は、香港理工大学近視研究センターのCarly Lam教授が発表した。
アジアの90人の児童を対象とする6年間の臨床研究では、HOYAビジョンケアのメガネレンズMiYOSMARTを装用した児童の近視の進行度合いを調査した。研究結果は8-13歳の児童の近視の進行を遅らせる効果があることを示すエビデンスとなった。メガネレンズMiYOSMARTの近視抑制効果は、同レンズを装用している児童に対し長期にわたり持続することが証明された。メガネレンズMiYOSMARTの装用を中止しても、2年間の無作為化・対照試験中の近視進行率や一般集団と比較してリバウンド効果はないことも確認された。
2018年に発売されたメガネレンズMiYOSMARTは、業界専門家が2050年までに世界人口の約50%が影響を受けるようになると予測し、世界的な健康問題となっている近視に対処するため、香港理工大学と共同で開発された。同レンズには児童にシャープな視力を提供するD.I.M.S.技術が採用されており、外観は標準的メガネレンズと同じ。2018年以降、30カ国以上で100万人の患者がメガネレンズMiYOSMART装用のメリットを享受している。
(注 1)Lam CS, Tang WC, Lee PH, et al. Myopia control effect of defocus incorporated multiple segments (DIMS) spectacle lens in Chinese children: results of a 3-year follow-up study. British Journal of Ophthalmology Published Online First: 17 March 2021. doi: 10.1136/bjophthalmol-2020-317664
(注 2)Lam CSY, Tang WC, Tse DY, Lee RPK, Chun RKM, Hasegawa K, Qi H, Hatanaka T, To CH. Defocus Incorporated Multiple Segments (DIMS) spectacle lenses slow myopia progression: a 2-year randomized clinical trial. British Journal of Ophthalmology. Published Online First: 29 May 2019. doi: 10.1136/bjophthalmol-2018-313739
(注 3)Holden B.A., Fricke T.R., Wilson D.A., Jong M., Naidoo K.S., Sankaridurg P., Wong T.Y., Naduvilath T.J., Resniko_ S. Global Prevalence of Myopia and High Myopia and Temporal Trends from 2000 through 2050. American Academy of Ophthalmology. 05/2016, vol.123, no. 5, p.1036-1042.
(注 4)2022年2月時点のHOYA販売データのレンズ販売数に基づく。個々の装用者の結果は異なる場合がある。
製品免責事項
MiYOSMARTは、米国をはじめとする全ての国で近視管理用として承認されているわけではなく、米国をはじめとする全ての国で現在販売されているわけではない。
このレンズを解説したビデオをここに引用しておきます。英語ですが、ご参考になさってください。カナダでははt倍されているようですが、米国や日本ではまだ購入できないと思います。
https://youtu.be/18eAQnyypRM
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