コンタクトレンズ・眼鏡処方

[No.987] やってはいけない眼のマッサージ:記事紹介です

清澤のコメント:九州朝日放送のページに目のマッサージについての投稿が出ていました。私の眼科医としての見解もほぼこれでよろしいと思いますが、眼の専門医が(中心動脈閉塞症でプラークを網膜周辺に押しやるなどの)特定の目的をもって行う以外の場合には、眼球に対するマッサージは禁忌であると思います。特に、眼をごしごしと圧迫する行為は円錐角膜を持つ人が良く示す行為ですし、さらに強いマッサージでは網膜剥離の発生につながる恐れを考えます。最近の記事では強い運動に伴う一過性の眼圧上昇と緑内障の進行を恐れるという記事も見られました。ハードコンタクトレンズの使用者の中に眼瞼下垂を示す人がいます。この場合には、角膜の上に置かれるハードコンタクトレンズが年余にわたって眼瞼裏側から上眼瞼挙筋を刺激し続けることが眼瞼下垂を引き起こすと考えられます。ハードレンズの中止やソフトレンズに変えることで下垂が多少回復することもありますし、強い下垂では上眼瞼挙筋を短縮する手術を検討する場合もあります。

  ーーー記事の引用抄出ーーーー

豊福祐史(とよふくひろし) / 眼鏡小売店

株式会社とらや眼鏡店 メガネのとらやG-room

    やってはいけない眼のマッサージ

    2022年9月30日

    テーマ:勘違いしやすい眼の話

    眼のマッサージだけでなく、眼を瞑った状態で、眼を抑えたり、触る方がおられます。ただ、専門的な知識がある方ならまだしも、あまり個人ではしない方が良いかなということで、その点について少し。

    眼を触るという行

    眼は微妙なバランスを保ってます。
    例えば、両目を開けた状態で、瞼の上から軽く触ってもらうと、若干、両眼の視界のバランスがおかしくなると思います。
    試してみたい方は、絶対に強くは触らないでください。
    視界のバランスが崩れるということは、様々な弊害がでてきます。そのため、瞼の上からといっても、眼を触る行為は避けた方が良いです。
    コンタクトは?

    コンタクトを使う方は、ある程度、慣れているので、付け外し自体は特に問題は少ないと思います。ただ、たまに強く眼を抑えている人とかいると、大丈夫かなと思うことも。コンタクト自体、高度管理医療機器になるので、使用方法は正確に把握しておいた方が良いです。

    眼のマッサージについて

    眼のマッサージを専門的にやっている方々は、おそらく眼を直接触るのではなく、眼の周りの骨の上からマッサージしているのではないかと思います。
    専門的には位置や力加減などもあるとは思うので、個人的に行いたい場合は、マッサージの専門の方に聞いた方が良いのかなと。

    眼をこするなどの行為は?

    例えば、眠い時に眼をこするとかを、無意識に行うことがあります。
    自分もたまにやってしまうので。
    この行為がまずい理由として、眼瞼下垂になり、瞼が上がらなくなることがあります。理由としては、瞼は眼瞼挙筋という筋肉で上下に動かしますが、この筋肉は縦には強くても横に弱い筋肉でもあります。
    眼でこすることによって、筋肉が切れていき、最終的には瞼が上がらなくなります。
    そのため、ご年配の方の眼を測定するときに、一苦労することもあります。
    眼瞼下垂の手術もありますので、瞼が上がらないという方は、眼科への受診を。
    眼鏡店に来られて、瞼が上がらないから物が見えにくいと相談されても、対処できないので。

    ビジョントレーニングは?

    ビジョントレーニングで毛様体筋や他の筋肉をほぐすなどの話は聞きます。
    これによって視力が上がったという話もあり、実際に自分もボールストレングスなどで実感することはあります。
    ビジョントレーニングによって筋肉はほぐれるので、視力が良くなる場合もあると思います。
    正確には良くなるというより、本来の視力に戻るだけなんですけど。
    特に、小さい子の場合は、近くを見すぎて、眼が緊張状態になり、
    もとに戻らないことが原因で、視力が低下することはあります。
    眼の緊張をほぐすという意味では、
    ビジョントレーニングの手法は使えるのではないかと思っています。

    まとめ

    ・自分では極力眼を触らない
    ・特に眼をこするなど行為は避ける
    ・マッサージをしたい場合は、眼ではなく、周囲の骨の上から
    ・ただ、実際には専門のマッサージを行っている人に確認した方が良い
    ・瞼が上がらないなどの状態になったら、眼科へ。

    次は『度数と視力って何が違うの?』について

    この記事を書いたプロ:一人一人に寄り添う眼鏡選びのプロ:豊福祐史(株式会社とらや眼鏡店 メガネのとらやG-room)

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