社会・経済

[No.2208] 朝9時から夕方5時までの労働条件が厳しい:という人がいる

清澤のコメント:朝9時から夕方5時までの労働条件が厳しいという意見を述べたユーチューバーがおり、賛否両論が出たそうです。パート勤務ですと、もう少し緩い勤務時間になる方もおられようかと思います。年収110万の壁、130万の壁というものも論じられています。この記事でコメントを出しておられる向井蘭弁護士は、労働関係に詳しい弁護士さんで、私も少し存じ上げている方でした。中国に進出した日本企業の労働管理を企業サイドで扱う法律事務所の代表と伺っております。

   ーーーー記事の要旨はーーーー

  • TikTokerブリエルさんの涙の訴え:ブリエルさんは、原則9時~17時の労働で頭がおかしくなりそうだと動画で語った。1彼女は通勤時間が長く、自分の時間がないと嘆いている。
  • 日本の反応:日本では、ブリエルさんの訴えに対して、「9時~17時は早い方」「辛いならやめればいい」といった冷ややかな声の一方、「もっと働き方にバラエティがあってもいいのに」「1日8時間勤務がセオリーではなく、4時間~6時間勤務で最低限の生活ができるようになればいいのに」といった共感を示す声も出ている。2
  • 8時間労働の起源と現状:向井蘭弁護士は、8時間労働の起源は24時間を3等分にした結果であり、1917年にロシアが初めて立法化し、1919年にILOが国際ルールとして定めたと説明する。また、日本の年間実労働時間は世界の平均より100時間ほど短くなっており、もはや「日本人=長時間労働」とは言えないと指摘する。
  • 通勤のストレスと働き方の多様化:向井蘭弁護士は、コロナ禍をきっかけに通勤のストレスが改めて大きいことに気づかされたと述べる。また、日本でも短時間正社員や週4日勤務正社員、業務委託契約などの働き方が可能であると紹介する。さらに、企業側も「甘えだ」と批判するだけでなく、人手不足時代に「8時間働きたくない人」を活用する方法を考えた方がいいと提言する。3

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