
🌍 ダボス会議2026から読み解く「高市政権」と国際政治のリアル
(豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス 解説)
世界経済フォーラムが主催する年次総会、通称「ダボス会議」。2026年もスイス・ダボスに世界の首脳、企業トップ、知識人が集まり、国際政治と経済の方向性について率直な議論が行われました。本動画では、現地に招待されたテレビ東京の豊島晋作キャスターが、総選挙で圧勝した高市政権が直面する国際環境を、このダボス会議の議論を通して読み解いています。
■ 世界は「安定したグローバル化」から遠ざかっている
今回のダボス会議で強く感じられたのは、従来の「自由貿易を基軸とする協調的な世界秩序」が揺らいでいるという現実です。
米欧間の緊張、保護主義の再燃、経済安全保障の重視――。
各国は「国際協調」と言いながらも、実際には自国第一の戦略を強めています。
かつてのような「ルールに基づく秩序」は、自然に維持されるものではなくなりました。
これが、いまの国際政治のリアルだというのが動画の中心的メッセージです。
■ トランプ大統領の発言が示す“新しい交渉の時代”
動画では、再び存在感を強めるトランプ大統領の発言にも注目しています。
そのメッセージは明快で、敵対国には強い報復を示唆し、同盟国には負担増を求めるというものです。
これは一見「強硬路線」に見えますが、実は「対話の場を持つことの重要性」を逆説的に浮き彫りにしています。
戦争を防ぐには、強さを示しつつ交渉を続けることが必要だという考え方です。
フィンランドが防衛費を増やしつつNATOに加盟した例も紹介され、「自国防衛の意思を示すこと」が抑止力になるという現実が語られました。
■ 高市政権が直面する課題
総選挙で安定多数を得た高市政権は、国内政治の安定を背景に外交戦略を描ける立場にあります。しかし、世界は甘くありません。
日本が直面する主な課題は次の三つです。
-
アメリカとの関係をどう強化するか
日米同盟は基軸ですが、単なる追随ではなく、交渉力が問われます。 -
経済安全保障への対応
半導体やエネルギーなど、特定国への依存を減らす戦略が必要です。 -
国際ルール作りへの参画
AI、気候変動、サプライチェーンなどの分野で、日本が主導権を取れるかどうか。
動画では特に「ルールを作る側に回れるか」が日本の将来を左右すると強調されています。
■ 中堅国の苦悩とチャンス
カナダなどの中堅国も、米中対立の狭間で戦略的自立を模索しています。
これは日本にとっても他人事ではありません。
資源や市場を一国に依存すると、経済的報復に弱くなります。
したがって「多角化」がキーワードになります。
過去の秩序がそのまま戻ることはない――。
だからこそ、新しい秩序をどう設計するかが問われています。
■ 日本の“存在感の薄さ”という課題
豊島キャスターが強く印象に残ったと語るのは、ダボス会議における日本人の存在感の薄さです。
発言力、英語での議論力、積極性――。
国際舞台では、遠慮は通用しません。
ルール作りの場に参加していても、発言しなければ影響力は持てない。
この現実は、日本社会全体への問題提起とも言えます。
■ 行動が言葉を超える時代
かつて外交には「良識」や「暗黙の了解」がありました。しかし今は、より直接的で率直なメッセージが飛び交います。
日本も「言うだけ」ではなく、
・防衛力の整備
・経済の強靭化
・戦略的外交
といった具体的行動を伴わなければ、説得力を持ちません。
高市政権が挑むのは、まさにこの現実です。
■ まとめ
2026年のダボス会議が示したのは、
「協調を語りながらも競争が激化する世界」です。
日本は政治的安定を取り戻しつつありますが、
国際社会で存在感を高めるには、
-
防衛と経済安全保障の強化
-
同盟国との対等な交渉
-
国際ルール作りへの積極参加
が不可欠です。
世界は変わり続けています。
その変化の只中で、日本がどの立場を取るのか。
それが問われている――というのが動画の核心でした。
■ 出典
テレビ東京
番組名:豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス
動画タイトル:「高市政権が挑む国際政治のリアルをダボス会議2026年総まとめで見る」
配信:テレ東BIZ ダイジェスト(YouTube)



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